マーレインの特徴
マーレインはヨーロッパの地中海沿岸から東アジア、アフリカの北部原産で日本には明治時代に伝わり、現在では日本各地で野生化し自生しています。
マーレインの葉や花には薬効があり、薬草ハーブとして用いられています。
マーレインは株全体に灰白色の綿毛があり、根出葉は幅10cm以上、長さ30cmほどになります。
茎は直立して、先端に黄色の花を穂状に多数つけ、草丈は2mを越すこともあります。
【マーレインの効能】
マーレインには去痰作用や鎮静作用があることが知られています。
また、消化器系の不調を解消や下痢の緩和、鎮痙作用、腹痛・咳を伴うインフルエンザの症状に効果があります。
【マーレインの利用法】
マーレインは大きく生長し存在感があるので、ガーデニングのポイントとしても利用できます。
花や葉をハーブティーにするのも人気ですが、綿毛がのどを剌激するので、一度こしてから飲みます。
去痰作用があるので喫煙家にはおすすめのハーブティーです。
マーレインのハーブティーは、クセのない味で、やわらかな甘みが後に残る香ばしいウーロン茶のような味です。
マーレインの栽培・育て方
マーレインは野生化するほど丈夫な植物ですが、高温多湿にはやや弱いので、栽培する際には、夏の高温と湿気には注意するようにしてください。
マーレインはこぼれ種で次々と増えるので、必要以上にはびこらないように管理が必要です。
【植える時期】マーレインの植え付けは9月が適期になります。
種まきは4〜5月が9〜10月に行います。
【植える場所】マーレインは日当たりと水はけのよい場所に植えてください。
【植え方】マーレインの種は細かいので、種まきの際に土はかぶせません。
マーレインは大きく生長しますので、複数株植える場合は株間を50〜60cmほど確保して植えるようにしてください。
【収穫時期】マーレインの収穫は花期の6〜8月にかけて行います。
【収穫方法】
収穫の際は株の根元から全草を刈り取り、そのまま使用するか日陰で乾燥させてから利用します。
ドライフラワーにした花はもろいので扱いには注意を。