ジャスミンの特徴
ジャスミンはイラン、北インド原産で、イタリアやモロッコ、エジプト、フランスなどで栽培され、香水の原料としてはフランス産のものが最高とされています。
ジャスミンは白く可憐な花を6月ごろに咲かせ、甘美な花の香りが気分をリラックスさせてくれるのでハーブティーとして人気のあるハーブです。
ジャスミンは、その上品な甘い香りから「香りの女王」とも呼ばれています。
ジャスミンの和名はソケイで、中国の美女の名からつけられています。
ジャスミンの甘くエキゾチックな香りする花は食用や香料によく利用されます。
中国でお茶に使われているのはJasminum
sambacです。
紅茶やウーロン茶ととても相性がよいので、香りづけとして使われます。
日本の園芸店で一般に売られているハゴロモジャスミンは、葉は小ぶりですが、比較的、寒さに強い品種です。
【ジャスミンの効能】
ジャスミンのハーブティーには鎮静作用や抗鬱効果があり、リラックスや気分転換の手助けをしてくれます。
その他、催淫作用があるとも言われています。
【ジャスミンの利用法】
ジャス人は開花期には鉢植えを室内に置くだけで、甘い香りが漂い心を癒してくれます。
ハーブティーやウーロン茶や紅茶の香り付けに使うジャスミンは市販されているものを使うのがおすすめです。
ジャスミンの栽培・育て方
ジャスミンの剪定は、花が咲き終わった後に切り戻しを行います。
枝が伸びすぎていたり、樹形が乱れて見苦しい場合には、半分くらいの長さにばっさりと切り詰めてください。
ジャスミンを苗から育てる場合には、春〜秋に新芽を摘んでわき芽を出させることにより、できるだけ枝数をたくさん増やすようにします。
新芽を摘むことによりわき芽を出させ、わき芽が伸びてきたら、その新芽を摘み、更にわき芽を出させるという作業を繰り返すことによりボリュームのある株に仕立てることができます。
ジャスミンは半耐寒性のハーブですので、気温が氷点下にならない地域では庭植えで越冬できますが、冬に気温が氷点下になる地域では鉢植えで育て、冬にはベランダや室内に取り込んでください。
【植える時期】
ジャスミンの植え付けは3月下旬〜4月、または9月頃ごろが適期になります。
【植える場所】ジャスミンは日当たりのよい場所に植えるようにします。
鉢植えの場合には、真夏の暑さを避けるために半日陰の場所に移動させるとよいでしょう。
【植え方】
ジャスミンを植える際には、枝先を1/3ほど切り戻して、つるを支柱にまき直して植えるようにします。
その際、枝の先の方からでてくる枝を切り詰め、下の方からでてくる枝を伸ばして、支柱にバランスよくからめてあげるのが、美しい樹形に仕立てるコツです。
【収穫時期】ジャスミンの花の収穫は7〜9月に行います。
【収穫方法】
収穫したジャスミンの花は、日陰で乾燥させてから保存するようにします。