スペアミントの特徴
スペアミントはその葉や茎にさわやかな香りがあり、夏に白や紫の花を穂状に咲かせます。
葉は、緑色の先の尖った形をしています。
スペアミントは古代ローマ人によって、北ヨーロッパにもたらされ、広まったと言われています。
現在では、日本や中国、シベリア、地中海沿岸と幅広く自生しているのが確認されています。
スペアミントの仲間には、ペパーミントをはじめ、リンゴの香りのするアップルミント、パイナップルの香りのするパイナップルミントなどさまざまなものがあります。
【スペアミントの効能】
スペアミントには殺菌や防腐作用があります。
この他、眠気覚ましや頭をすっきりさせる効果、精神的疲労の回復、リラックス作用もあります。
【
スペアミントの利用法】
スペアミントは仲間のペパーミントより刺激が少なく、甘さのある香りで、料理やお菓子作りに利用されます。
イギリス料理では肉の臭みを消すため、ミントソースにしてローストラムに添えられます。
タイ、ベトナムなどのエスニック料理では、サラダやソースによく使われます。
スペアミントの栽培・育て方
スペアミントは強い直射日光に当り過ぎると、葉が枯れたり生育が弱ったりします。
スペアミントの生長はとても勢いがあり、地下茎が積にはってどんどん広がり、他の植物の場所も侵食してしまうので、植える場所に注意してください。
プランターに植えて栽培したり、囲いのある場所に植えるようにします。
ミントの雑種は香りが落ちますので、別のミント同士を一緒に植えるのは避けてください。
植える時期:
スペアミントの植え付けは、3〜6月および9〜10月が適期です。
挿し木は6月および10〜11月、株分けは4〜6月、9〜10月が適期です。
植える場所:
スペアミントは半日陰でも育ちますが、排水がよく保水性のよい場所に植えます。
あまり直射日光の強い場所もNGです。
植え方:ミントは違う品種同士でも種をつける交雑性質があります。
交雑してしまうと香りが弱まりますので、異種のミントを同じ場所で数品種育てる場合は、できるだけ距離を置いて交雑に気をつけます。
収穫時期:スペアミントの収穫は5〜10月にかけて行います。
夏に花が咲くと香りが弱まってしまうので、花が咲くまでに収穫を行ってください。
収穫方法:
葉や茎はいつでも収穫できますが、できるだけやわらかい部分を収穫します。