シソの特徴
シソは料理の薬味やツマものとして使われますが、古くから食用だけでなく、薬用としても利用されてきた和のハーブです。
シソの葉はもとより、芽や花穂、実などすべての部分を利用できる点も魅力です。
シソの茎は直立してよく分枝し、花は総状花序に、白または淡紫色ものもを付けます。
シソにはさまざまな品種がありますが、葉色が緑色のアオジソ、赤紫色のアカジソ、葉が縮緬状のチリメンジソなどがあります。
アカジソ特有の色素は、酸が加わると色鮮やかに美しく発色しますので、梅干し漬けやジュースなどに利用されます。
【シソの効能】
シソはビタミンやミネラルなどを豊富に含み、防腐・殺菌・抗菌・発汗・健胃作用などがあります。
その他、神経痛・糖尿病の緩和にも効果があります。
【シソの利用法】
シソの葉は薬味や剌し身のつまに、花穂をつくだ煮などに利用します。
シソは生長した葉だけではなく、発芽後間もない幼苗は芽ジソ、開花始めの花穂は穂ジソ、開花後にできる果実はシソの実として利用されます。
シソの栽培・育て方
シソは大きく成長するので、庭やプランターに一株育てておけば1年中シソには困ることはありません。
シソは耐寒性がありませんので、寒い地方ではプランターで室内で栽培することをおすすめします。
植える時期:シソの植え付けは、4〜6月が適期です。
植える場所:
シソは一日中、日当たりのよい、肥沃な土に植えるようにします。
植え方:
シソの苗を植える場合には、20cmほどの間隔をあけて植え付けます。
好光性腫子のため覆土の必要はありません。
収穫時期:シソの収穫は6〜10月に行います。
葉の収穫は花穂ができる前に行います。
収穫方法:
シソの穂は成長すると葉が硬くなり過ぎるので、葉を沢山収穫したい場合には、穂が出てきたら片っ端から摘み取ります。