クローブピンクの特徴
クリーブピンクはジリ・フラワーや、ソップス・イン・ワインという古い名を持ち、花にはクローブに似た香りがあります。
以前は、その芳香ある花を、ワインの風味づけに用いたといわれています。
園芸植物として長い歴史を持ちます。
クローブピンクの学名のDianthusは、神の花という意味のギリシャ語に由来し、和名のオランダセキチクは、江戸時代にオランダより伝わったためです。
クローブピンクは硬く目立つ節のある一本の茎に、直径3cmほどの白かピンクの花が3〜5個咲きますが、クローブピンクは、ナデシコ属数種の総称であり花色や形は
品種によってさまざまです。
【クローブピンクの効能】
クローブピンクは薬効や効能よりも、その香りや見た目を楽しむハーブですが、神経強壮作用が知られています。
【クローブピンクの利用法】
クローブピンクを食用花として利用するときは、花弁下部の白い部分に苦みがあるため、その部分は取り除くようにしてください。
クローブに似た芳香が特徴で、花の砂糖漬けから強壮酒をつくることができます。
イギリスでは花をぶどう酒の香りづけや魚料理、オムレツ、サラダなどに利用されます。
クローブピンクの栽培・育て方
クローブピンクは花が咲き終わったら、切り戻してやるようにすると、翌年の花付きがよくなります。
夏はやや日陰の場所で育てます。
ハダニの予防には葉水をかけると効果的です。
【植える時期】
クローブピンクの植え付けは4〜6月、9〜10月が適期になります。
挿し木の場合は6月頃が適期になります。
【植える場所】
クローブピンクは日あたりと水はけがよければ、土壌に関してはそれほど選びません。
【植え方】
夏には涼しいところで管理し、秋に定植すれば、翌年も開花させられます。
【収穫時期】
クローブピンクの花の収穫は、7〜8月にかけて行うことができます。
【収穫方法】花の咲く開花期に花を茎から切り取ります。