アニスヒソップの特徴
アニスヒソップは北アメリカ原産で、葉に触れると、甘くてスパイシーなアニスそっくりの香りがします。
アメリカ先住民は、風邪やせき止めの薬用植物として伝統的に利用しました。
花の蜜が多いため蜜源植物としても利用され、アニス風味の良質なハチミツが採れたため、19世紀には養蜂業者により広く栽培されました。
アニスヒソップは株元から枝分かれし、自然と姿が整います。
茎は直立して生長し、上部で分枝します。
葉は対生で、鋸歯のあるハート形です。
葉にはアニスに似た芳香があります。
アニスの花は、初夏から秋にかけて、ピンク色を帯びた紫色の小花を穂状につけます。
穂の部分が長く残るので、花もちがよいのも特徴です。
【アニスヒソップの効能】
アニスヒソップには健胃効果および、風邪の症状の緩和に効果が認められています。
また、ネイティブインディアンには、咳止めの薬として使われていました。
【アニスヒソップの利用法】
アニスヒソップの葉は生のまま、ハーブティーやサラダに利用できます。
また、フレッシュの花束のままで乾燥させ、ポプリやドライのアレンジメント、リースの彩りなどに利用することもできます。
食用花としても楽しむことができます。
サラダの上に花をかけたり、ドリンクに浮かべるとおすすめです。
アニスヒソップの栽培・育て方
アニスヒソップは花期が長いために、追肥を忘れないようにしてください。
アニスヒソップの剪定は、春に枝を摘心して、側枝を伸ばすようにしてください。
冬には地上部は枯れてしまいますが、翌春にはまた伸びてきます。
アニスヒソップは株分けで、こぼれ種でも比較的簡単に増やせます。
【植える時期】
アニスヒソップの植え付けは4〜5月が適期になります。
株分けは4〜5月、9月が適期で、挿し木は6月頃が適期になります。
【植える場所】
アニスヒソップは日当たりのよい場所か、半日陰で湿り気のある場を好みます。
【植え方】
4月または9月ごろに種まきし、本葉6〜8枚くらいで定植します。
【収穫時期】
アニスヒソップの収穫は3〜10月にかけて行うことができます。
【収穫方法】
アニスヒソップは摘芯をかねて葉を収穫します。