サラダバーネットの特徴
サラダバーネットの学名はラテン語で、「傷口や内出血を癒すもの」という意味で、古くから、血のための薬用ハーブとして利用され、初めに新大陸に移住した人々は、このハーブを携行していたという記録も残っています。
サラダバーネットは初夏から夏にかけて、茎先に赤い球状のかわいい花を付けます。
かつて、ハーブガーデンではサラダ用ハーブとして栽培されていたため、この名がつけられたと言われています。
サラダバーネットの若葉には、キュウリやブルーベリーに似た風味がありますが、育ちすぎるとかたくて食べられなくなりますので、若葉のうちに収穫するようにします。
日本のワレモコウは近縁種になります。
【サラダバーネットの効能】
サラダバーネットの学名の由来通り、傷口や内出血を癒す効果が、古くから認められています。
また、消化促進作用が確認されています。
【
サラダバーネットの利用法】
サラダバーネットの若葉はサラダやスープ、ソース、クリームチーズ、ハーブバター、冷たい飲料などの風味づけに利用されます。
スープの浮き実としてや、ワイン、冷たい飲みものに浮かべても楽しむことができます。
サラダバーネットの栽培・育て方
サラダバーネットの栽培では、生育が旺盛になる前の早春に元肥を施し、追肥も忘れずに行います。
種で容易に栽培でき、鉢櫨えでも見栄えがします。
株が込んできたら、株分けして新しい株を育てます。
植える時期:
サラダバーネットの植え付けは3〜4月、9〜10月が適期になります。
植える場所:
サラダバーネットは日当たりが良ければ、土壌についてはそれほど選びません。
植え方:
庭植え・鉢植えにかかわらず、同じ場所に長期間植えていると老化して、生育も衰えてくるので2年に1回程度、他の場所に植え替えるようにします。
収穫時期:
サラダバーネットの収穫は、5〜7月に行うようにします。
収穫方法:
育ちすぎるとかたくて食べられなくなりますので、若葉のうちに収穫するようにします。