フレンチマリーゴールドの特徴
マリーゴールドはメキシコ原産の草花で、学名のタゲテス(Tagetes)は、その花の美しさから美の女神タゲスに由来すると言われます。
マリーゴールドは「聖母マリアの黄金」を意味し、日本には江戸時代前半に渡来したと言われています。
上記の2つの名前の由来からも分かる通り、長く咲く美しい花が人気の草花です。
マリーゴールドはアフリカン種とフレンチ種の2種類に大きく分類することができます。
フレンチ種はクジャクソウ(孔雀草)とも呼ばれ、花や草丈が比較的小さな品種が多いのが特徴です。
最初フランスの王様の庭園に導入され、そこから世界各地に広がっていったためにフレンチという名前が付けられたと言われています。
19世紀には既に多くの品種の記録が残っており、現在も多くの園芸品種がつくられています。
フレンチマリーゴールドの茎は分枝して直立し、葉は奇数羽状複葉で鋸歯があります。
茎先端に頭状花をつけ、種子には芳香があり、花には一重、ハ重、赤、黄、混色など多種類あります。
園芸用として花壇で見慣れた花ですが、トマトなどにつきやすいオンシツコナジラミを忌避する効果があると言われています。
【フレンチマリーゴールドの効能】
フレンチマリーゴールドには防虫効果や除虫効果があります。
【フレンチマリーゴールドの利用法】
フレンチマリーゴールドは主に花壇の彩りとして利用されます。
また、防除虫効果を利用してトマトなどのコンパニオンプランツとしての利用も増えてきています。
フレンチマリーゴールドの栽培・育て方
フレンチマリーゴールドの花は長期間楽しむことができます。
枯れた花をそのままにすると、雨の時に腐ったりタネができて栄養がとられ株が弱ってしましますので、枯れた花はこまめに花茎ごと切り落とすようにします。
フレンチマリーゴールドは暑さに弱く、30℃を超すと花が咲かなくなってしまうことがあります。
その場合には一度草丈を半分くらいにばっさり切り戻すと、10月頃に再びきれいに花を咲かせてくれます。
フレンチマリーゴールドは春先に種を蒔きますが、種を少し取っておき8月初め頃に蒔いてやると秋に開花させることができます。
【植える時期】フレンチマリーゴールドの植え付けは4〜5月が適期です。
種まきの場合には3〜4月か8〜9月が適期になります。
【植える場所】
フレンチマリーゴールドは日当りがよく、水はけがよい場所であれば土は特に選びません。
【植え方】
マリーゴールドは発芽率があまりよくないので、種まきの場合にはポットに多めに種子をまきます。
芽が出て10cm程に生長したら間引いて1株に仕立て、株間20cmほどで定植するようにします。
【収穫時期】フレンチマリーゴールドの花は5〜8月にかけて収穫できます。
【収穫方法】
フレンチマリーゴールドの花を収穫する場合には、花茎の根元から刈り取るようにします。