フォックスグローブの特徴
暮らしに役立つハーブの中にも有害なものがあり、フォックスグローブはその1つです。
全草に強心作用のある物質が含まれるので、かつては心臓病薬の原料として利用されましたが、専門家以外の利用は厳禁です。
また、現在では専ら観賞用ハーブとして扱われます。
フォックスグローブの根出葉は幅広の卵状披針形で、長い菓柄と裏側に細かい毛があります。
茎は根元から直立して生長し、上部に鐘形で紅紫色の花が片側に集って穂状に多数つき、美しく咲きます。
黄色花や多年草の園芸品種もあります。
フォックスグローブの開花は、種まき後の2年目からとなります。
白やピンク、紫色などの花が丈高く咲く様子は、洋風の庭の彩りにひときわ活躍します。
イギリスでは花の内側の斑点は、妖精が指でつけた有毒の目印とされ、「フェアリーフィンガー」など、妖精にちなんださまざまな呼び方をしています。
【フォックスグローブの効能】
フォックスグローブは心臓病薬の原料として 利用されることがありましたが、有毒ですので、個人での鑑賞以外の利用は避けます。
【フォックスグローブの利用法】
穂状に咲く洋風の花が美しく、切り花や花壇の彩りに利用することができます。
フェンネルの栽培・育て方
フォックスグローブが花を咲かせるのは、種をまいてから2年目になります。
根元に敷きわらをして越冬させると、翌春の生長がよくなります。
花が咲き終わったら花穂を切り落とすと、ワキから再び花茎が伸びてきて、再度、花を咲かせることがあります。
【植える時期】フォックスグローブの植え付けは4〜5月が適期です。
また、種まきは4〜5月か9〜10月が適期です。
【植える場所】
フォックスグローブは日当たりと排水のよい場所に植えるようにしてください。
多少日当たりの悪い場所でも十分に育ちます。
【植え方】
フォックスグローブは5〜6月に種子をまき、本葉3〜4枚でポリポットに仮植えして、9〜10月に株間30cm程で、堆肥を元肥にして定植するようにします。
【収穫時期】観賞用以外には利用しません。
【収穫方法】
観賞用以外には利用しません。(有毒なので注意を)