ハーバルバス
ハーブの豊かな香りは嫌なことがあったり、気分が落ち込んだときなどに、心と体をはげましてくれます。
化学物質から作られた市販の芳香剤の香りではなく、手作りハーブで自然の香りはやはり格別です。
手洗いや歯みがきなど、生活の何気ない場面でのハーブの香りが心に清涼感を与えてくれます。
その中でもお風呂でのハーブは特におすすめです。
日本人はお風呂好きですので、一日の疲れはお風呂に入って癒したいものです。
ハーブを使ったハーバルバスなら体が湯まり、湯冷めしにくくなり、心身ともにリラックスできます。
38〜40℃くらいの少しぬるめのお湯でゆっくり半身浴すると、体にかかる負担が少なく、ハーブの香りとエキスが心と体に効果を与えます。
体を温めてリラックスしたい場合には
ラベンダーや
カモミール、
体の仕えれを取りたい場合には
ローズマリーや
タイム、
気分のリフレッシュにはミントや
レモングラスがおすすめです。
ミルクや細かくしたオートミールをバスポプリに加えると、お湯の色が乳白色になり、肌もしっとり、すべすべになります。
また、バスソルトに使う天然塩はミネラルを豊富に含んでいます。
日本にも和のハーバルバスと呼ぶことができるものがあり、古くから家庭で使われてきました。
例えば、干したみかんの皮やダイコンの葉、桃の葉などが入浴剤として利用されたり、端午の節句のしょうぶ湯や冬至のゆず湯も和のハーバルバスと言えるでしょう。
ハーバルバスの浸出液の作り方
上記で紹介したようなハーバルバスには、ハーブの成分を利用して作る浸出液を利用します。
ハーブに熱湯を注いで液を作っているときも、とてもいい香りがして気持ちがほぐれてくるのが分かります。
浸出液はハーバルバスの他に、フットバスやハンドバス、部分浴としても利用することができます。
【材料】
ドライハーブ
--- 大さじ5
熱湯 --- 1リットル
ハーブは
ローズマリーや
カモミール、
ラベンダー、
リンデンなどから目的や体調や気分でハーブを選びます。
【作り方】
@ ホウロウやステンレスの鍋かボウルにハーブを入れ、熱湯を注ぎ、 フタをして15〜20分ほど蒸らします。
A ストレーナーやガーゼでこして、でき上がりです。
ハーバルバスのアドバイス
上記で作った浸出液をフットバスやハンドバスに使うときは、水やお湯で適当に薄めてから使うようにします。
浸出液はハーブの成分が濃く抽出されたものなので、口にはしないようにいてください。
ヘルスケア用のハーブを目的ごとにコンテナに寄せ植えしておくと、使いたいときに便利です。
おすすめの寄せ植えの組み合わせを紹介します。
@ 殺菌や抗菌作用などのあるハーブの組み合わせです。
ユーカリ
マヌカ
セントジョーンズワート
ローズマリー
収穫したら手作りのハーバルバスや石けん、ハーブティーなどに利用することができます。
A ヘルスケアだけでなく、見た目も楽しめる組み合わせです。
エキナセア
クリーピングタイム
セントジョーンズワート
斑入りベロニカミフィーブルート