キッチンでのハーブの注意点
フレッシュなままでの香りや風味を楽しみたい自然素材のハーブは、扱い方を誤ると、ちょっとしたことで変化しやすいので、色や香りを保つためには注意が必要になります。
ハーブの扱いは「やさしく」がキーワードです。
やさしく摘み
やさしく洗い
やさしく拭く
乱暴に扱うとハーブを傷つけてしまい、葉の色が悪くなったり、香りが失われてしまいます。
ハーブと包丁
ハーブを扱う際に、鋼製の包丁はNGです。
素材に含まれる鉄分が化学変化を起こすため、ハーブの切り目を黒く変色させてしまうためです。
また、鋼には匂いもつきやすいため、他の食品の匂いがハーブに移ったり、ハーブの匂いが他の食材に移ることがあります。
炒め物や煮込みなど、ハーブの色がほれほど気にならない料理の場合は、鋼製の包丁でも大丈夫ですが、ドレッシングに使うハーブや、料理の香り付けや飾りのハーブを刻む際は、ステンレスやセラミック製の包丁がおすすめです。
セラミック製の包丁はハーブの色素が沈着するため、使い終わったらすぐに洗い流してください。
ペビーリーフなど、サラダに使うハーブは手でちぎるようにします。
ハーブとキッチンばさみ
チャイブなど茎の細いハーブや、細かい葉のハーブを切るにはキッチンばさみが便利です。
ハーブを切るはさみの素材は、ステンレスなど、ハーブに影響を与えないものを使います。
鍋やボウル、器の上でハーブをカットし、料理の仕上げなど、少量を切る際にも重宝します。
まな板を使わないので、後の片付けにも便利です。
ハーブの保存
ビンに保存したドライハーブを使うとき、火にかけた鍋やフライパンに、ビンをかざさないように注意してください。
調理中の料理の湿気がビンの中に入り込み、ハーブが湿気り、風味が落ちてしまいます。
ハーブをキッチンで使う場合には、使う分だけを小皿に取るようにします。
手のひらや小皿に移し取り、指先でもみながら落とし入れると、香りが立って風味が一層よくなります。
お米の保存とハーブ
香辛料として人気の
トウガラシの成分には、虫を寄せつけない効果があります。
3〜4本の十分に乾燥させた唐辛子を、米の中に埋めておくと、防虫効果があります。
虫よけの効果がある
ローリエを一緒に入れると、防虫効果が更にアップします。
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