株分けの方法
フェンネルのようなセリ科や、レモングラスなどのイネ科のハーブは挿し木に向かないため、株分けで殖やす必要があります。
株分けは、春か秋の花が咲いていない時季が適期です。
株分けは、株をそれぞれに根がついた状態で切り分け、小さな鉢に植え付けます。
最初は半日陰で管理し、新芽が出はじめたら日光に当てます。
株分けの手順は下記の要領になります。
@枯れ葉、古い根をはさみで切って整えます。
A株を切り分けます。根が絡んでいる場合ははさみで切ります。
Bそれぞれを小さな鉢に植え付けます。
挿し木の方法
多くのハーブは挿し木で殖やすことができます。
ここでは、簡単な挿し木の方法を紹介します。
【材料】十分に水あげしたハーブの挿し穂
--- 長さ10〜15cm x 3〜4本
ペットボトル(500cc程度) --- 1本
脱脂綿または水苔 --- 適量
赤玉土(小粒) ---
適量
発根促進剤 --- 適量
ペットボトルを利用した簡単な挿し木の方法を下記に紹介します。
@まず最初に、ペットボトルを高さ半分に切り、注ぎ口に脱脂綿をつめます。
A切ったペットボトルの上半分(飲み口側)に 赤玉十(小粒)を入れ、ペットボトルの底側を口側の受け皿としてセットします。
(ペットボトルの底側に、口側を反対にして差し込む形です。)
B水を注いで通し、下に落ちきるのを待ちます。
汚れた水は捨て、澄んだ水が出るまでこの作業をくり返します。
C挿し穂の下2/3の部分の葉を落とし、発根促進剤をつけます。
D土に穴を開け、挿し穂の下2〜3節を土にさします。
Eボトルの切り口の大きさに合わせて挿し穂を挿します。
500ccボトルで3〜4本、葉が触れ合う程度が目安です。
F土をいつも湿った状態にキープし、湿度と温度を保つためにビニール袋で包みます。
500ccボトルのサイズなら、使い捨ての透明カップをカバー代わりに利用することができます。
気温や湿度の高いときは、ビニール袋やカップは不要です。