種まき栽培の手順
種まきの時期は、3月〜8月の下旬が適期です。
正しい種まきから定植、管理を通して、病害虫に負けない株に育ててください。
@ 種のまき方
床まき
床まきは種まき用土を入れた苗床に種をまく方法で、土はあらかじめ湿らせておきます。
移植を嫌うハーブにはこの方法は使えません。
直まき直接、育てたい場所に種をまく方法です。
筋まきは、筋ごとに違う種類をまくこともできます。
小さい種はばらまきにし、大きい種は一ヵ所に2〜3粒ずつ点まきにします。
A 仮植え(鉢上げ)
種まきから芽が出て、本葉が5〜6枚になったら、根を切らないように注意して周囲の土と一緒にすくい上げ、鉢かビニールポットに植え替えます。
植え替えた直後の3〜4日は日陰で管理し、その後、日当たりのよい場所に移動します。
土が乾いたらたっぷりと水を与え、様子を見ながら摘心して、丈夫な株に育てます。
B 定植
ポットで育てた苗の枝葉がこんもりと茂り、鉢底穴から白い根が見え始めたら、本来育てる場所に植え替えるようにします。
このとき、根を傷めないように注意してください。
種まきのポイント
用土
種をまくための土は、清潔で肥科分がないものを選びます。
バーミキュライトとピートモスを等量混ぜるか、市販の「さし芽種まきの土」など、便利な専用製品が出回っていますので利用してください。
土をかける
種まき後、種の大きさの2倍くらいの土をかけます。
ただし、発芽には光が必要な種、光があると発芽しにくい種があるため、種のパッケージに記載された説明をよく確認してください。
発芽
発芽するまでは半日陰に置き、土を乾かさないように注意してください。
水やりの方法は、受け皿に水を入れて、鉢底穴から吸水させるようにさせます。
発芽後は、1週間くらいかけて日に当てる時間を徐々に延ばし、発芽がそろったころから、水で薄めた液肥を与えるようにしてください。
水やり
ハス口をつけたジョウロで水やりする場合、種まき直後は種が流れないように慎重にしてください。
発芽後は小さな双葉が傷まないよう注意して、やさしく静かに行うようにします。