ハーブを育てる土
植物にとって、土は大切な要素です。
よいハーブを育てるには、それぞれのハーブにあった、よい土で育てることが欠かせません。
よい土に植えられていると根張りがよくなり、病害虫に強くなります。
ハーブが元気に育つために
よい土とは、根にとってよい土ということです。
根は土の中で呼吸しながら生長します。
ふかふかの土(団粒構造)なら通気、排水性がよくなり、さらに保水力、保肥力があれば根のためによい土ということができます。
市販のハーブ用土
一般に市販されているハーブ用土は、ハーブを育てるために必要な土の条件をクリアし、pHの調整もできているため、価格的には少し割高になりますが便利です。
しかし、市販品でもメーカーによりその内容は様々ですので、慎重に選ぶようにします。
ショップのスタッフに尋ねるのも一つの手です。
手作り用土
根も土中で呼吸しています。
そのため、土中で栄養や水分を吸収しやすく、ハーブが生長しやすい用土を作ってあげる必要があります。
根に新鮮な水と酸素を供給するためには、水はけがよく(排水性)、空気がよく通り(通気性)、蒸散や光合成のための水分を保つ(保水性)ことのできる土を作る必要があります。
やや湿り気があり、ふかふかした土、それが根にとって生長しやすい場所です。
多くのハーブは乾燥気味の土を好むので、腐葉土や堆肥、パーライトなどを適宜加えて、ハーブの根にとって理想的な土を作ります。
基本的なハーブ用土の割合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土3、パーライト1で混ぜ、アルカリ性を好むハーブには苦土石灰を加えます。
量は袋の説明書きを参考にするとよいでしょう。
赤玉土はあらかじめふるいでふるって、微塵(粉のような土)を落としておくようにします。
土のリサイクル
鉢替えのときなどに出る古い土は団粒が崩れ、古い根が混ざっており、病害虫が潜んでいることもあるので、そのままでは次の植物やハーブを植えるの使うのは避けます。
しかし、消毒し、足りない要素を補えば再利用が可能になります。
手軽な土の再生方法としては、用土全体に湿る程度の水をかけ、濃色のビニール袋に入れて口を閉め、直射日光が当たる場所に平らにして置いておきます。
湿らせるのは熱の回り方をよくするためで、真夏なら3〜4週間で消毒できます。
ここに赤玉土や腐葉土を足し、排水性、通気性を高めれば、また、ハーブや植物を植える土に使うことができます。
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