和とアジアのハーブ
「ハーブ」とは、香りや薬効のある植物を表す総称です。
食用や民間療法、薬草として、身近に親しんでいる日本のハーブやアジアのハ-ブに関する薬効などの情報をまとめました。
アロエ
アロエはユリ科アロエ属の多肉植物の総称です。
剣状の葉には、縁にとげがあり、互生または根生しています。
花は筒形で、総状または散形につきます。
原産はアフリカ大陸ですが、日本国内各地に自生しています。
日本でも古くから、民間療法で万能薬的に用いられてきました。
【薬効】
アロエの葉肉を外傷薬として湿布して用いたり、飲んで健胃剤や整腸剤として利用することができます。
クコ (拘杞)
クコはナス科の落葉低木で、枝はつる状で細くトゲがあるが、葉は比較的やわらかいのが特徴です。
クコは夏に薄紫色の小花をつけます。
拘杞子(クコシ)と呼ばれる果実は、楕円形で赤く、漢方薬や薬膳料理に広く用いられています。
クコの葉も中華料理では、食用として用いられています。
【薬効】
クコの果実には、目の疲れを癒す効果や、解熱・強壮効果があります。
クコの葉は強壮効果があります。
ゴミジャ (五味子)
ゴミジャとは「チョウセンゴミシ」の果実のことです。
甘・辛・苦・酸・塩の5つの味が含まれているといわれ、これを干したものは漢方薬の材料や果実茶として用いられます。
特に韓国では、この果実を煮詰めたエキスを湯に溶かして飲む「果実伝統茶」が一般的です。
【薬効】
体を温める作用がありますので、気管支炎やぜんそくなどの症状の緩和に効果があるといわれています。
コリアンジンセン (朝鮮人参)
コリアンジンセンは、ウコギ科の多年草で朝鮮人参としてよく知られています。
高麗人参や御種人参 (おたねにんじん)、地精などとも呼ばれることもあります。
朝鮮ニンジンは朝鮮半島原産で、薬用植物として広く栽培されています。
茎は高さ約70cmになり、根は元が太いが、先がこまかく分岐しており、白色で独特の香りが特徴です。
夏に、茎頂に散形花序を出し、淡緑黄色の小花を多数つけます。
【効能】
コリアンジンセンは、根の部分に強壮・健胃などの効果があります。
漢方薬の主材料としても広く利用されています。
サンショウ (山根)
サンショウはミカン科の落葉低木です。
本州各地の山中に自生しますが、庭木などとして栽植もされています。
雌雄異株の植物で、葉は羽状複葉、枝にはトゲがあります。
サンショウは、春には枝先に緑黄色の小花を密集させて咲かせます。
秋には果実が赤く熟し、裂開して黒い種子が現れますが、これを香辛料として利用されます。
春の若葉もまた、特有の香気を発し、「木の芽」と呼ばれたりします。
これは、和食の香辛科として使われます。
【薬効】
料理の香辛科として用いられるサンショウの種子には、健胃の薬効があります。
ドクダミ
ドクダミ科の多年草で、平地の日陰に多く自生しています。
茎の高さ20~40cmに成長し、葉は先のとがった卵心形で、全草に強い異臭があります。
6月ころ、円桂状の穂に黄色の小花をつけ、花穂の基部には白色で花弁状の植葉が4個あります。
【効能】
草の全体に、解毒や整腸、利尿、緩下などの薬効があります。
ナツメ (棗)
ナツメはクロウメモドキ科ナツメ属の一群の落葉小高木で、原産は、ヨーロッパ南東部から中央アジア、中国北部とされますが、広く中近東にも分布しています。
庭木や果樹としても人気があり、家庭でよく栽培されています。
ナツメの葉は長卵形で、初夏には葉胱に淡黄色の小五弁花をつけます。
核果は2cmほどの楕円形で、秋に暗紅褐色に熟し、食用にされます。
漠方薬の材料にも用いられます。
ナツメの果実の抽出液を、染科として用いることもあります。
【薬効】
ナツメには高い強壮・利尿効果があります。
ヘチマ(糸瓜)
ヘチマはウリ科のつる性一年草で、原産は熱帯アジアになります。
ヘチマが日本に渡来したのは、江戸末期といわれており、意外に新しいのに驚きます。
雌雄同株で葉は大きく掌状に浅裂しているのが特徴です。
夏には、黄色の大輪の花をつけます。
果実は細長い円柱形で深緑色、若いうちは食用となります。
茎からはヘチマ水が取れます。
熟した果実は乾燥させて、たわしや繊維をぞうりに加工したりもしました。
【効能】
茎からとったヘチマ水は、肌の保湿・清浄に効果があり、化粧水として用いられます。
ミツバ (三つ葉)
ミツバはセリ科の多年草で、三つ葉芹(ぜり)とも呼ばれます。
日本全国の山中や平地の林に自生しているほか、野菜として栽培されています。
三つ葉の葉は柄が長く、小葉3個からなる複葉になります。
ミツバは夏には白色の小花をたくさん咲かせます。
ミツバには特有の香りがあり、和食に彩りと香りを添える脇役として、汁物に添えたりします。
【薬効】
ミツバはビタミンB群を含むため、疲労回復に効果があります。
ユズ (柚子)
ユズはミカン科の常緑小高木で、原産地は中国の長江上流域と言い伝えられています。
果実は直径5~8cmの球形で、ミカンと同様に熟すと黄色になるが、表面に多くの突起があります。
ユズの枝には鋭いトゲがあり、葉は卵形なのが特徴です。
初夏には白い花を咲かせます。
香気が高く、果汁は酸昧が強いので、和食の香昧づけ、和菓子の材科、果実を煮詰めて湯にとかして飲料として利用します。
【効能】
ユズは体を温める作用があり、血行を促す効果があります。
ユズはビタミンCを含んでいて、カゼの予防にも効果があります。
ワサビ (山葵)
アブラナ科の多年草で、日本特産の植物です。
山間の水温の低い清流の水辺に自生し、家庭での栽培もされています。
ワサビの根茎は太く、表面に多数の葉痕があるのが特徴です。
辛みが強く特有の香気があり、香辛科として用いられます。
最近では海外でも寿司の人気とともに徐々に有名になっています。
【効能】
殺菌効果が確認されています。
魚介類のくさみを消し、腐敗を防止する効果があります。
発汗を促す効果もあります。
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