観葉植物で繁殖力の強い種類のものは、根元から株を小分けにしたり、カットした枝から新しい株を殖やす事ができます。
これを株分けや挿し木と呼びます。
ポトスやアイビーなどをもう一鉢欲しいと思った場合には、わざわざ買わなくてもこのような方法で増やすことができるのです。
ここでは挿し木の方法について、その方法や注意点をまとめてみました。
挿し木とは、切り取った植物の茎や枝を土や水などに挿して殖やす方法です。
挿し木も株分けと同様に、生育期の春〜秋の間に行います。
越冬のためには冬に入る前にはしっかりと根付かせておきたいので、初夏ぐらいまでに行うのがよいでしょう。
土に挿して挿し木をする際には、ホームセンターなどに売っている挿し木専門の用土が手軽でおすすめです。
水に挿して殖やす
ポトスやアイビーなど、水に挿して増やす場合の挿し木の方法は、丈夫な葉のついた茎を選び、先端から10cm程、2〜3節ぐらいでカットし、水に挿して育てます。
根が生えてきたら、土を入れた鉢に移します。
土に挿して殖やす
シッサスやガジュマルは枝や茎を土に挿して増やします。
前述の手順と同様に先端から5〜10cm程でカットします。
切り口を斜めにカットし、樹液が出てくるようでしたら、水で洗い流します。
カットした枝や茎の下葉は邪魔になりますので、落としておきます。
その後、湿らせた専門用土に挿して育てます。
しばらくは風通しのよい半日陰で育てるようにします。
1ヶ月ほどして発根したら大きな鉢に植え替えてください。
水ゴケで挿し木する
ネペンテスなどの観葉植物の挿し木は水苔を利用します。
葉付きのよい茎を選んで、先端から2〜3節のところで切り取ります。
下葉は挿し木の邪魔になるので取り除きます。
切り取った茎の切り□に、湿らせた水ゴケを巻きつけ、紐や輪ゴムで固定します。
これを鉢に入れ、周りも水ゴケでしっかりと固定してください。
他の挿し木と同様に風通しのよい半日陰で管理し、発根したら大きな鉢に植え替えてあげてください。
水ゴケごと新しい鉢に入れ、その周囲を土で埋めてください。