アガヴェの概略
アガヴェ
キジカクシ科 常緑多肉植物
【学名】 Agave
【別名】 アガベ、リュウゼツラン
【原産地】 メキシコ
【花期】 6〜9月
【結実期】 −
【耐陰性】 なし
【耐寒性】 強い
【最低温度】 0℃
【乾燥】 強い
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 株分け
【病害虫】 カイガラムシ
【育てやすさ】 簡単
アガヴェの特徴
アゲヴェのはメキシコ原産の多肉質の観葉植物で、そのダイナミックな姿が人気です。
アガヴェは剣状の葉をロゼット状につけるのが特徴ですが、大きなものになると幅は30cm、長さは1〜2mにもなります。
茎が短いものは地面に広がるように伸びていきます。
アガヴェには多くの種類と品種がありますが、一般的に生長が遅いのが特徴で、100年に一度しか花が咲かないという誤った伝説もあり、そのことからセンチュリー・ブラントと呼ばれる事もあります。
日本ではリュウゼツランという名前で古くから親しまれています。
アガヴェはメキシコのお酒、テキーラの原料となることでも有名です。
鉢植えで楽しむのであれば、あまり大きくならない種類であるアッテヌアタなどがおすすめです。
アガヴエは長い間、ヒガンバナ科とされてきましたが、近年になってキジカクシ科に見直されました。
アガヴェの育て方
日当たり:
アガベは日当たりを好みます。
置き場:
アガヴェは日当たりを好み、耐陰性がありませんので、年間を通して日当たりのよい場所で管理するようにしてください。
水やり:
アガヴェは多肉植物であり、乾燥を好みますので、年間を通して乾かし気味に管理するようにします。
肥料:
アガヴェの施肥は、生育期である4〜11月の間に2ヶ月ごとに遅効性の化成肥料を置き肥します。
植え替え方法と時期:
アガヴェは鉢底から根が見えるようになったら植え替えが必要です。
植え替えの際には、鉢から抜いた株は根鉢を崩さないように気をつけ、古い根だけを取り除きます。
植え付けの用土は観葉植物用の土よりも、サボテンや多肉植物の土を選びます。
水はけをよくするために、鉢底に大き目の赤玉士を入れるとよいでしょう。
大きく育てたい場合には、ひと回り大きな鉢に植え、同じ大きさをキープしたい場合には根を1/3ほどカットして、同じ(大きさの)鉢に植えます。
剪定やスタイリング:
アガヴェは生長が遅いのが特徴でもあり、大型の種類のものは花が咲くまでに数十年かかるものもあります。
種から育てる実生の場合も、花芽をつけるまで数十年かかります。
病害虫:
アガヴェの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのカイガラムシの発生になります。
発生を確認したら、歯ブラシでこすり落としたり、薬剤散布により、早急に駆除するようにしてください。
越冬:
アガヴェは耐寒性がありますので、霜や雪に当たらなければ屋外でも越冬が可能です。
越冬のための最低気温の目安は0℃になります。
殖やし方:
アガヴェは春〜秋にかけて、株分けで殖やすことが出来ます。
小型種のアガヴエ・アッテヌアタは、小株ができないことが多いので挿し木で殖やすようにします。
挿し木の手順は、まず天芽をカット、切り口を乾かしたら挿し木用の土に植え付けます。
天芽には葉を数枚だけ残しておくようにします。
2〜3ヶ月で子株が出たら鉢上げします。