ネオレゲリアの概略
ネオレゲリア
パイナップル科 常緑低木
【学名】 Neoregelia
【別名】 −
【原産地】 アメリカの熱帯地域
【花期】 4〜6月
【結実期】 −
【耐陰性】 あり
【耐寒性】 普通
【最低温度】 5℃
【乾燥】 普通
【肥料】 液肥
【殖やし方】 株分け
【病害虫】 カイガラムシ
【育てやすさ】 普通
ネオレゲリアの特徴
ネオレゲリアは南米の熱帯気候の地域原産の観葉植物で、ヤドクガエルが産卵する植物としてもよく知られています。
その多くはブラジルに分布し、70種ほどが確認されており、自然状態でのネオレゲリアは熱帯雨林の樹木に着生します。
ネオレゲリアの株はロゼット状に広がり、葉がマルク大きく広がります。
株の中央部には水が溜まり、葉の緑には短いトゲがあります。
ネオレゲリアの葉色は品種によって異なりますが、葉の色を鮮やかに維持したい場合には日当りで管理してください。
ネオレゲリアの花は株中央部の水の溜まった場所に咲きます。
開花期が近づいてくると、この中心部の色が変化し始め、水面に白い花を咲かせます。
ネオレゲリアは品種により株の大きさや葉色などが異なります。
近年、市場に出回っているものの中では、レッド・オブ・リオなどの小形のものが人気があるようです。
ネオレゲリアの育て方
ネオレゲリアの株の中央部は筒型になっており、春〜秋にかけての水やりは、この部分に水を溜めて育てます。
ネオレゲリアの生長には時間がかかり、開花までに2年以上を必要とします。
また、一度開花した株は2度と花を付けませんので、花を付けさせたい場合には子株を育て直す必要があります。
子株は花が終わる育ち始めるので、葉が5〜6枚になったら株分けします。
日当たり:
ネオレゲリアは耐陰性はありますが、基本的に日当りを好みます。
置き場:
耐陰性はあるので、置き場所は選びませんが、葉の色を鮮やかに維持したい場合には日当りに置いてください。
水やり:
ネオレゲリアの水やりは株中央の筒状の部分に水を溜めるように与えます。
冬はこの部分の水をカラにし、乾かし気味に管理します。
肥料:
ネオレゲリアの施肥は、春〜秋の生育期に月に1〜2回ほど、中央部の筒部の水に即効性の液肥を混ぜます。
植え替え方法と時期:
株が成長しすぎて根詰まりを起こしそうになったら植え替えをします。
大きく育てたい場合にはワンサイズ大きな鉢に植え、大きくしたくない場合には、株分けをして大きさを維持します。
剪定やスタイリング:
ネオレゲリアは群生するので、小型の品種でも存在感があります。
ハンギング仕立てにするのも人気があります。
病害虫:
ネオレゲリアを育てる上で注意が必要な病害虫は、5〜10月に発生するカイガラムシになります。
越冬:
ネオレゲリアの越冬には5℃以上の暖かい環境が必要になります。
室内に取り込んで管理するようにしてください。
冬の低温期には筒部の水を捨て、乾かし気味に管理してください。
殖やし方:
ネオレゲリアは春〜夏にかけて株分けで殖やすことができます。
花を咲かせた株は子株を付け始めます。
この子株の葉が5〜6枚程まで育ったら、親株から切り離し植え替えます。
子株を親株から切り離したら、株元を水苔で包み鉢に固定します。
1ヶ月ほどで根が出始めますので、発根を確認したら観葉植物の専門用土を入れた鉢に植え替えます。
この際、根は水苔に包んだまま植えて問題ありません。