エクメアの概略
エクメア
パイナップル科 常緑多年草
【学名】 Aechmea
【別名】 シマアナナス
【原産地】 南アメリカ
【花期】 5〜7月
【結実期】 −
【耐陰性】 普通
【耐寒性】 弱い
【最低温度】 8℃
【乾燥】 やや強い
【肥料】 液肥
【殖やし方】 株分け
【病害虫】 ハダニ、カイガラムシ
【育てやすさ】 普通
エクメアの特徴
エクメアは南アメリカの熱帯地域原産のアナナス類の仲間で、約150種ほどの品種があることが確認されています。
多くのエクメア種は、自生地では樹の幹に着生して、他のアナナス類と同様に、葉はロゼッタ状に広がって生長します。
熱帯地方独特の鮮やかな花色と肉厚で艶のある葉がトロピカルな雰囲気をアップさせてくれるインテリアプランツです。
エクメアには多くの種類があることは前述の通りですが、観葉植物として出回っている中でも特に人気のある品種とその特徴を下記に簡単に紹介します。
ファスキアタ
ブラジル原産の人気の品種で、葉の表裏の両側に白色の横縞の模様が入る存在感のある葉が特徴。
花はかわいらしいピンク色。
ファスキアタ エンゼル
花の期間が長いので人気の品種。
濃い緑色のずっしりとした葉とピンク色のかわいらしい花が特徴。
カウダータ バリエガタ
瑞々しい緑色葉に黄色の斑が縦縞が入るひんしゅで、オレンジ色の花が立つように咲くのが特徴。
エクメアの育て方
日当たり:
エクメアは多少の耐陰性がありますので、暗い室内でもすぐに枯れてしまうということはありませんが、基本的には日当たりを好みます。
置き場:
エクメアは年間を通して、明るい日陰で管理するようにします。
冬は暖かい室内に取り込んで、明るい場所で管理します。
水やり:
エクメアの水やりは、筒状になっている中心部分に水を与えます。
しかし他の品種と違って、ここには水を溜めないようにします。
冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、乾かし気味に管理します。
筒状の部分に水がたまっている場合は、鉢を逆さまにして水をなくします。
肥料:
エクメアの施肥は育生期の春〜秋にかけて、2〜3週間ごとに即効性の液体肥料を与えます。
植え替え方法と時期:
エクメアは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。
植え替えの時期は5〜8月が適期になります。
大きく育てたくない場合は、2〜3株に株分けしたり、根を1/3ほどカットしてから、同じ(大きさの)鉢に植えます。
剪定やスタイリング:
エクメアは小鉢〜中鉢で株仕立てにするのが一般的なアレンジの仕方です。
病害虫:
エクメアの管理において注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけて発生するハダニとカイガラムシになります。
発生を確認したら、薬剤散布などにより駆除するようにしてください。
越冬:
エクメアは耐寒性がありませんので、越冬のためには、気温が下がり始めたら暖かい室内に取り込む必要があります。
越冬のための最低気温の目安は8℃になります。
冬の間は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理するようにします。
筒状の中心に水がたまっている場合には、鉢をひっくり返して水を取り除くようにします。
殖やし方:
アカリファは株分けで殖やすことができます。
株分けの時期は5〜8月が適期になります。