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自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。



アスプレニウムの概略

アスプレニウム

チャセンシダ科 シダ類


【学名】 Asplenium

【別名】 タニワタリ、アビス

【原産地】 アジア、太平洋諸国 

【花期】 −

【結実期】 −

【耐陰性】 ある

【耐寒性】 普通

【最低温度】 5℃

【乾燥】 普通

【肥料】 置き肥

【殖やし方】 株分け

【病害虫】 カイガラムシ、ナメクジ

【育てやすさ】 普通


アスプレニウムの特徴

     
アスプレニウムはゆったりと広がる大きな葉が特徴の観葉植物です。
シダ類の植物ですので、葉裏につく胞子も大きな特徴になります。

その姿は水中で優雅になびく海草を想わせる姿で、ヒーリング効果もあるといわれています。

アスプレニウムは自生地ではジャングルの大木に着生して育ちます。

別名のタニワタリ(谷渡り)という名前は、胞子が風に飛ばされ、他の木の上について発芽する様子から付けられました。


アスプレニウムは基本的には高温多湿を好む観葉植物ですが、乾燥にも強いので比較的容易に育てることができます。

アスプレニウムの管理では、根からの水よりも、空中の湿度を保つことが重要になります。


アスプレニウムには葉の大きなタイプのものと、比較的小さめで切り込みの入ったタイプのものがあります。

葉の大きくなるタイプのものは、オオタニワタリと呼ぱれるアスブレニウム・アンティクウムやシマオオタニワタリと呼ばれるアスブレニウム・ニドゥスなどがあります。

切り込みが入り葉が細かく、羽状になるタイプには、マザーファーンとよばれるダウキフォリウムなどがあります。


葉の大きくなるオオタニワタリなどは中〜大鉢に植えて、広いスペースが必要になるので少し大変です。

まずはニドゥス・アビスをミニ観葉から中鉢に育てるくらいが、比較的簡単な管理方法です。

アスプレニウムの育て方

     
アスプレニウムは根詰まりや根腐れが起きると新芽が出にくくなり、たとえ新芽が出たとしても、葉の形がキレイでなくなってしまいます。

このような場合には、植え替えが必要になります。

また、新芽がナメクシなどの食害にあってしまうと、成長しても葉の形が美しくならなくなってしまいます。
夜間に誘殺剤を置くなどして駆除するようにしてください。

食害を受けた葉や枯れてしまった葉は根元からカットして取り除きます。

葉裏に茶色いツブツプが規則正しく並んでいるのは胞子で、害虫や病気ではないので心配ありません。


日当たり:
アスプレニウムは耐陰性があるので日陰でもよく育ちます。

夏は遮光し、冬は室内でガラス越しの日光を当たる場所に置きます。


置き場:
アスプレニウムは直射日光に当てると葉焼けしてしまうので、室内の明るい日陰が最適の置き場になります。


水やり:
アスプレニウムの基本的な水やりは春〜秋にかけては鉢土が乾いたら与え、冬は乾かし気味に管理するようにします。

アスプレニウムは元来着生植物ですので、酸素不足にならないように鉢土が白っぽく乾いたところで水を与えるようにします。

多湿状態を保つためには、空気が乾燥しやすい場所では小まめに葉水を与えるようにしてください。

多湿状態にするため、こまめに葉に霧水をかけます。
冬の間は加湿器と併用するとよいでしょう。

空気は多湿状態を保つ必要がある一方、根腐れ等を防ぐために鉢土は過湿にならないように気をつける必要があります。


肥料:
アスプレニウムの施肥は春〜秋の活動期にかけて、緩効性の置き肥(化成肥料)を2ヶ月ごと与えるようにします。

新葉の瑞々しい緑を保つためにはこの肥料が必要になりますが、元来、大型になる種類なのであまり大きく育ちすぎないように肥料の分量は控えめにするのがオススメです。


ハイドロカルチャーでアスプレニウムを育てる場合には、通常の管理方法よりも施肥を少なめにする必要があります。
また、可能であればハイドロカルチャー用の液肥がおススメです。


植え替え方法と時期:
アスプレニウムの植え替えは活動期の4〜9月に行います。

植え替えの際には根鉢を崩さず、水はけの良い新しい用土で一回り大きな鉢にやや浅植え気味に植えるようにしてください。

新しい根が十分に伸びるまでは葉の蒸散量を抑える必要があるので、2〜3ヶ月は葉の数を減らしたり、ビニール袋で覆うなどしてください。


剪定やスタイリング:
あまり大きくせず、大きさを保って育てたい場合には、肥料を控えめにして育てます。

予定以上に大きくなってしまった場合には、植え替えによって大きさを整えることができます。

株を鉢から抜き、根鉢の根をカットして一回り小さくし、ワンサイズ小さな鉢に植えます。
下葉を切り取り葉の枚数を減らして好みの大きさを調整します。


病害虫:
アスプレニウムで注意が必要となる病害虫としては、春〜秋にかけてのナメクジの食害とカイガラムシの付着があります。


ナメクジの新芽の食害により、葉が生長して開いた際に穴があいて美しくない姿になってしまいます。

夜間に誘殺剤で駆除するなどの対応が必要です。
鉢底や鉢裏だけでなく、葉の間や葉裏もチェックしてください。


越冬:
アスプレニウムの越冬には5℃以上の環境が必要です。
 
室内の明るい場所に置き、水やりを控えるように管理します。


殖やし方:
アスプレニウムの殖やし方は4〜9月にかけての株分けか、葉裏に付いている茶色い筋のような胞子をまいて殖やす方法があります。


胞子のまき方の手順か下記の通りになります。

@葉裏についているの胞子を取ります。

Aその胞子を湿気を与えた種まき用土に、まばらにまきます。
 バーミキュライトに細かくした水ゴケを敷くのもオススメです。

B土は被せずに鉢にガラス板を乗せ、底面給水により 湿気を維持しながら半日陰において発芽するまで待ちます。

C芽が出て十分に育った時点で、大きな鉢に植え替えます。

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