プレクトランサスの概略
プレクトランサス
ブドウ科 常緑多年草
【学名】 Luculia
【別名】 プレクトランツス、スウェーデンアイビー
【原産地】 アフリカ、オーストラリア、熱帯・亜熱帯アジア
【花期】 9〜10月
【結実期】 −
【耐陰性】 普通
【耐寒性】 普通
【最低温度】 5℃
【乾燥】 普通
【肥料】 液肥
【殖やし方】 挿し木
【病害虫】 特になし
【育てやすさ】 普通
プレクトランサスの特徴
プレクトランサスは東南アジアから、アフリカ、オーストラリアと熱帯〜亜熱帯地方にかけて100種類以上が自生する植物です。
プレクトランサスは花も鑑賞価値が高く、ラベンダー色の花の形は先端の開いた筒状でひとつの花茎にいくつもの小さな花をつけます。
葉は小さな楕円形で縁に緩いギザギザが入る品種が多く、斑が入る品種も多くあります。
プレクトランサスは大きく分けると立ち性と這い性のタイプがあります。
コレオイデスはもっとの人気のあるプレクトランサスの品種のひとつで、インド原産で、茎は匍匐して育ち、高さ20〜30cmほどになります。
プレクトランサスの育て方
日当たり:
プレクトランサスは多少の耐陰性がありますので、暗い室内でもすぐに枯れてしまうということはありませんが、基本的には日当たりを好みます。
日当たりが悪くなると花付きが悪くなってしまいます。
花を楽しみたい場合には、よく日の光に当ててあげる必要があります。
置き場:
プレクトランサスは年間を通して、明るい日陰で管理するようにします。
特に夏の強い直射日光は葉焼けの原因になりますので、夏の間は遮光したり、明るい日陰に置くようにしてください。
冬は暖かい室内に取り込んで、明るい場所で管理します。
水やり:
プレクトランサスの水やりは、鉢土が乾いたらたっぷりと与えるようにします。
冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、乾かし気味に管理します。
肥料:
プレクトランサスの施肥は育生期の春〜秋にかけて、2〜3週間ごとに即効性の液体肥料を与えます。
植え替え方法と時期:
プレクトランサスは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。
植え替えの時期は5〜8月が適期になります。
植えつける用土は排水性の良いものを使うようにしてください。
鉢底に大きめの赤玉土を敷くと排水性が良くなります。
大きく育てたくない場合は、2〜3株に株分けしたり、根を1/3ほどカットしてから、同じ(大きさの)鉢に植えます。
剪定やスタイリング:
プレクトランサスは小鉢〜中鉢で株仕立てにするのが一般的ですが、蔓性の品種は吊り鉢にしてもおしゃれなインテリアプランツになります。
プレクトランサスのお手入れは、伸びすぎたり傷んだ枝は早めに切り戻し、新しいわき芽を出させるようにします。
根詰まりや日照不足で元気がなくなってしまった場合は思い切って切り戻し、株を再生させるようにします。
元気な枝が残っていれば挿し木で株を再生させる方法もあります。
群れや生長で鉢の中心部分がスカスカになり寂しいときなどは、伸びた枝を切ってその部分に挿し木すれば、こんもりとした鉢に仕上げることが出来ます。
病害虫:
プレクトランサスの管理において、特に注意が必要な病害虫はありませんが、稀に春〜秋にかけてハダニやカイガラムシが発生することがあります。
これらの発生を確認したら、薬剤散布などにより速やかに駆除してください。
越冬:
プレクトランサスはそれほど寒さに強くはありませんので、気温の下がる冬には暖かい室内に取り込んで越冬させる必要があります。
越冬のための最低気温の目安は5℃になります。
冬の間は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理するようにします。
殖やし方:
プレクトランサスは挿し木で殖やすことができます。
挿し木の時期は5〜8月が適期になります。
挿し木用の用土は排水性のよいものを使用するようにします。