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自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。



ビカクシダの概略

ビカクシダ

ウラボシ科 常緑多年草


【学名】 Platycerium bifurcatum

【別名】 コウモリラン、ビフルカツム、ナガバナカクシダ、ウィリンキー

【原産地】 南米、東南アジア、アフリカ、オセアニア

【花期】 −

【結実期】 −

【耐陰性】 普通

【耐寒性】 強い

【最低温度】 0℃

【乾燥】 強い 

【肥料】 置き肥

【殖やし方】 株分け 

【病害虫】 カイガラムシ 

【育てやすさ】 普通


ビカクシダの特徴

     
ビカクシダはユニークな形をした葉と鮮やかな緑色の葉が人気の観葉植物です。


ビカクシダは外套葉と胞子葉の2種類の葉を持つ珍しい種類の植物です。

一つ目の葉は株の中心から放射状に長く伸ぴる葉で、胞子葉と呼ばれ、先端が避ける特徴があります。

もうひとつは、根元近くの丸みを帯ぴた葉で外套葉と呼ばれ、水分を蓄える働きを持ち、成長と共に褐色になります。


ビカクシダにはいくつかの種類があり、市場に出回っていますが、コウモリラン(ビフルカツム)とその変種や
ナガバナビカクシダと呼ばれるウィリンキーなどが人気の品種です。

鉢植えにしたり、吊り鉢、ヘゴ板仕立て等にして楽しむ事が出来ます。

ビカクシダの育て方

     
胞子葉の先には裂け目が入り、葉裏の一部に茶色の胞子をつけます。
これは病気や虫ではありませんで心配ありません。

また、外套葉は水を貯えるために葉が茶色になりますが、これは自然現象で、枯れてしまっているわけではありませんので、これも、そのままで問題はありません。


日当たり:
ビカクシダは基本的に日当たりを好む性質があります。


置き場:
ビカクシダは直射日光の当たる場所や明るい日陰で管理します。

耐寒性はありませんので、冬には鉢を室内に取り込み、ガラス越しの光線を当てて管理するようにします。


水やり:
ビカクシダの水やりは、水苔などの植え込み材が乾いたらたっぷりと水を与えるようにします。

冬の期間は水やりを控え、乾かし気味に管理してください。


ビカクシダは外套葉の葉裏から水分を吸収しますので、ヘゴ板などで育てている場合には加湿にならないよう注意します。


肥料:
ビカクシダの施肥は生育期間の4〜10月にかけて、2〜3ヶ月おきに外套葉の中に緩効性の化成肥料を置き肥してください。


植え替え方法と時期:
ビカクシダをヘゴ仕立てなどにしている場合、大きく生長したら水苔などで鉢植えに植え替えが必要です。


剪定やスタイリング:
ビカクシダはヘゴ仕立てなどにして壁に掛けるなどして楽しむ事も出来ます。

外套葉を水苔で包むように巻いたものを、針金やヒモでヘゴ板に固定し、フックなどを付けて壁に飾ります。

また、大きな株の場合は吊り鉢に入れてハンギングスタイルにするとよいでしょう。

また、陶器鉢に植え付け、同色の花台に植えに飾れば、落ち着いた和の空間を演出することが出来ます。


病害虫:
ビカクシダの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのカイガラムシになります。

乾燥し過ぎるとカイガラムシが発生しやすくなりますので、葉水を行うことで予防にもなります。

カイガラムシの発生を確認した場合には、ハブラシや湿った布でこすり落とし、薬剤散布により防除するようにしてください。


越冬:
ビカクシダは耐寒性がありませんので、越冬のためには暖かい室内で株を管理する必要があります。

室内に取り込んだ株は水やりを切り乾かし気味に管理し、株を休眠させて冬越させます。

越冬のための最低気温の目安は0℃です。


殖やし方:
ビカクシダは6〜8月にかけて株分けで殖やすことが出来ます。

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