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自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。



ヒポエステスの概略

ヒポエステス

キツネノマゴ科 常緑低木


【学名】 Hypoestes phyllostachya

【別名】 ソバカスソウ 

【原産地】 南アフリカ、マダガスカル、東南アジア 

【花期】 9〜12月

【結実期】 −

【耐陰性】 普通

【耐寒性】 あり

【最低温度】 3℃

【乾燥】 普通 

【肥料】 置き肥、液肥

【殖やし方】 挿し木、種子 

【病害虫】 ナメクジ、ハダニ 

【育てやすさ】 普通


ヒポエステスの特徴

     
ヒポエステスは南アフリカやマダガスカル、南西アジア原産で、150種ほどの品種があることが確認されています。

ヒポエステスの最大の特徴はその葉で、5〜6cmほどの葉はベースの緑色に白や淡いピンク色の斑点が入ります。
その姿から別名、ソバカスソウとも呼ばれることがあります。


ヒポエステスの代表的な品種であるフィロスタキアについて、その特徴を下記に簡単に紹介します。

フィロスタキア
ヒポエステスの代表的な品種でマダガスカル原産。
樹高は1mほどまで生長します。

フィロスタキア ピンク・スポット
緑色をベースとした葉に淡いピンク色の斑が入る品種。
かわいらしいピンク色が人気の園芸品種。

フィロスタキア ホワイト・スポット
緑色の葉をベースに白色の斑が入る品種。
緑と白のコントラストが美しく、人気の品種。

ヒポエステスの育て方

     
ヒポエステスは花も咲きますがそれほど鑑賞価値はありませんので、早めに切り詰めて葉を多く茂らすようにします。


日当たり:
ヒポエステスは多少の耐陰性がありますので、暗い室内でもすぐに枯れてしまうということはありませんが、基本的には日当たりを好みます。


置き場:
年間を通して、できるだけ日の光に当る場所で管理するようにします。

夏の強い直射日光は葉焼けの原因になりますので、夏の間は遮光したり、明るい日陰に置くようにしてください。

冬は暖かい室内に取り込んで管理します。


水やり:
ヒポエステスの水やりは鉢土が乾いたらたっぷりと与えるようにします。

冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、乾かし気味に管理します。


肥料:
ヒポエステスの施肥は育生期の春〜秋にかけて、1〜2ヶ月ごとに濃度の低い緩効性の化成肥料を置き肥して与えます。

株の元気が内容でしたら、2〜3週間置きに速効性の液体肥料を与え様子を見てください。


植え替え方法と時期:
ヒポエステスは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。

植え替えの時期は5〜8月が適期になります。

植えつける用土は排水性の良いものを使うようにしてください。
鉢底に大きめの赤玉土を敷くと排水性が良くなります。


大きく育てたくない場合は、根を1/3ほどカットしてから、同じ(大きさの)鉢に植えます。


剪定やスタイリング:
ヒポエステスは小鉢〜中鉢で株仕立てにするのが一般的なアレンジです。


ヒポエステスのお手入れのポイントとしては、伸びすぎたり傷んだ枝は早めに切り戻し、新しいわき芽を出させるようにします。

また、葉を充実させるためには花を咲かせないようにする必要があるため、花穂が上がってきたら根元から摘み取ります。
花にはそれほどの鑑賞価値はありません。


病害虫:
ヒポエステスの管理において注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのハダニやナメクジの発生になります。

乾燥すると発生しやすくなりますので、葉水などで予防します。
また、これらの発生を確認したら薬剤散布などにより、速やかに駆除します。


越冬:
ヒポエステスはそれほど寒さに強くはありませんので、気温の下がる冬には暖かい室内に取り込んで越冬させる必要があります。

越冬のための最低気温の目安は3℃になります。

冬の間は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理するようにします。


殖やし方:
ヒポエステスは挿し木や実生で殖やすことができます。

挿し木の時期は5〜8月、実生は3〜4月が適期になります。

挿し木用の用土は排水性のよいものを使用するようにします。

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