クラッスラの概略
クラッスラ
ベンケイソウ科 常緑多年草/低木
【学名】 Crassula
【別名】 カネノナルキ、花月(カゲツ)
【原産地】 南アフリカ、ナンビア、マダガスカル、アフリカ東部
【花期】 10〜12月
【結実期】 −
【耐陰性】 ある
【耐寒性】 ある
【最低温度】 0〜5℃
【乾燥】 普通
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 挿し芽
【病害虫】 アブラムシ
【育てやすさ】 簡単
クラッスラの特徴
クラッスラは南アフリカやナンビア、マダガスカル、アフリカ東部原産の多肉質の葉を持つ体木状の観葉植物で、小さな楕円形の濃緑の葉の先が赤く色づくのが特徴です。
金の成る木(カネノナルキ)や花月(カゲツ)という名前の方が日本では呼ばれる事が多いかもしれません。
クラッスラには多くの種類があり、その姿や色は多彩ですが、赤みを帯びる種類や矮性種、斑入り種などが人気があります。
クラッスラは小さなかわいらしい花をたくさん咲かすので、花の観賞価値も高い観葉植物です。
縁起のよい植物として、贈り物としても人気があります。
クラッスラの育て方
クラッスラは丈夫な性質の植物ですので、屋外での管理も可能です。
日当たり:
クラッスラは基本的に日当たりを好みますが、日陰にもよく耐えます。
しかし、日の光が十分でないと開花しなかったり、鮮やかな色にならない品種もあるので注意するようにしてください。
置き場:
クラッスラは日の光を好むので、日の光の当たる場所で管理します。
ただし、真夏の強い直射日光は避けるようにしてください。
また、紅葉花月や花月錦などの品種のクラッスラは、寒さに当てないと本来の赤みが出ませんので、冬の間の管理は日中はできるだけ外に出し、気温の下がる夜間には室内に取り込みます。
水やり:
クラッスラは多肉質の葉に水分を貯えており、多少の水切れには十分耐えることができるので、鉢土が乾いたら与える程度で十分です。
気温が下がる冬には水やりを控え、乾かし気味に管理することで越冬に備えます。
肥料:
クラッスラは基本的に施肥の必要はありませんが、生長期の春〜秋にかけて、育生や葉色が悪いようでしたら、緩効性の化成肥料を置き肥して様子を見てください。
植え替え方法と時期:
クラッスラは生長して幹や茎が太くなり、枝葉がよく付いて鉢と株のバランスが悪くなったり、根詰まりし始めたらワンサイズ大きな鉢への植え替えが必要になります。
剪定やスタイリング:
クラッスラは大鉢で仕立てると存在感や威厳が出ますが、葉が小さいので小鉢やミニ観葉ぐらいに仕立てた方がバランスがよく人気があります。
クラッスラには多くの品種があり、その姿も大きく異なるので、たくさんの種類をミニ観葉にして並べるのもおすすめです。
クラッスラは株が古くなり元気がなくなってくると、下葉が落ちる様になってしまいます。
した葉が落ち始めたら、天芽挿しにより株を再生してあげます。
病害虫:
クラッスラの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのアブラムシになります。
アブラムシの防除のために、オルトラン粒剤を与えるようにします。
越冬:
クラッスラはよく寒さにも耐えますので、霜や雪による被害にさえ注意すれば屋外でも越冬させることができます。
越冬のための最低気温の目安は0〜3℃になります。
殖やし方:
クラッスラは育生期の春〜秋に、挿し木により殖やすことができます。
挿し木を植え付ける用土は排水性の良いもの選ぶようにします。
観葉植物の専門用土を利用すれば簡単です。