ディフェンバキアの概略
ディフェンバキア
サトイモ科 常緑低木
【学名】 Dieffenbachia
【別名】 ダンプ・ケーン、シロガスリソウ
ハブタエソウ
【原産地】 熱帯アメリカ
【花期】 −
【結実期】 −
【耐陰性】 強い
【耐寒性】 弱い
【最低温度】 10℃
【乾燥】 普通
【肥料】 置き肥&液肥
【殖やし方】 挿し木、取り木、株分け
【病害虫】 ハダニ
【育てやすさ】 普通
ディフェンバキアの特徴
ディフェンバキアは熱帯アメり力原産で、大きな葉がまとまって立ち上がり、葉に入る模様が爽やかで、お部屋に潤いを与えてくれる観葉植物です。
ディフェンバキアは耐陰性があるので室内でも光線不足にならないので、特に置き場を気にする必要がなく、まとまって葉が立ち上がり、自然に樹形がまとまる上、ゆっくりと生長するの樹姿も乱れないため管理が楽なので人気の観葉植物の一つです。
ディフェンバキアの樹液は毒性があり、手などにつくとかぶれる上、口にすると数日間は口がきけなくなる事からダンプ・ケーンとも呼ばれます。
ディフェンバキアは約30種ほどが確認されていますが、下記に人気のある代表的な品種とその特徴を紹介します。
カミーラ
カミーラはディフェンバキアの園芸品種の中でも最も人気のある品種で、爽やかな葉が人気で、乳白色の葉の縁は鮮やかな緑色をしています。
カミーラは株立ちするタイプの品種で、20〜30cmの小型種になります。
エキゾチカ
緑の葉に入る白いまだら状の斑特徴の品種です。
1980年頃に日本に入ってきたといわれています。
トロピック・スノー
他の品種に比べて、肉厚の葉が密に付くのが特徴の品種です。
濃い緑色の葉に淡い緑色の斑が入ります。
ディフェンバキアの育て方
ディフェンバキアは葉が肉厚な種類ほど丈夫な性質の傾向があります。
ディフェンバキアの樹液には毒性がありますので、植え替えや挿し木等の作業の際には手袋などをし、直接手に付かないように注意してください。
手に付くと、かぶれてしまう恐れがあります。
日当たり:
ディフェンバキアは強い耐陰性がありますので、日当たりについてはそれほど気にする必要はありません。
置き場:
ディフェンバキアは高温多湿の環境を好む性質がありますので、暖かく空中湿度の高い環境で管理してください。
強い耐陰性がありますので、暗い室内でも枯れることはありませんが、直射日光は避けるようにしてください。
水やり:
ディフェンバキアの水やりは鉢土の土が乾いたら、たっぷりと与えます。
また、葉水を与えることにより空中湿度を高くキープしてください。
特に、エアコンなどで乾燥しやすい室内に置いている場合には、こまめに霧水を与えるようにしてください。
冬場は水やりを控えめにし、乾燥気味に管理してください。
水やり後に気温が下がると、枯れてしまうことがあります。
肥料:
ディフェンバキアの施肥は、育生期の春〜秋にかけて、2〜3ヶ月おきに緩効性の化成肥料を置き肥して与えます。
また、小さな苗の家は生長が遅いので、液体肥料で肥培します。
植え替え方法と時期:
ディフェンバキアは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、根詰まりし始めたら一回り大きな鉢に植え替えが必要になります。
植え替えの適期は5〜8月になります。
植え替えの際は、鉢底に大きめの赤玉土等を入れることにより、排水性をよくしてください。
また、大きく育てたくない場合には、植え替えの際に株分けしたり、根を1/3ほどカットして、同じ(大きさの)鉢に植えます。
剪定やスタイリング:
ディフェンバキアは小鉢〜大鉢で仕立てることができますが、ポイントとしては好みの大きさに合わせて品種を選ぶことです。
大鉢であれば、葉が大きく厚みのあるアモエナ・トロピックスノー、小鉢やミニ観葉ならカミーラや矮性種がおすすめです。
また、品種や個体により葉の色や斑の入り方が異なりますので、好みの品種を選ぶようにしてください。
ディフェンバキアは乾燥や寒さ、根詰まりによりダメージを受けたら、傷んだ葉を根元から切り戻し、株を再生させる必要があります。
元気な葉のついている切り取った茎は、挿し木にして新たな株を作り、再生させることも対策の一つです。
病害虫:
ディフェンバキアの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのハダニの発生になります。
特に高温乾燥期には発生しやすくなりますので、葉水などで防除します。
越冬:
ディフェンバキアは寒さには弱いので、気温が下がってきたら暖かい室内に取り込んで管理する様にしてください。
また、水やりを控え、かなり乾燥気味に管理するようにします。
殖やし方:
ディフェンバキアは株分け、挿し木、取り木により殖やすことが出来ます。
これらの適期は5〜8月になります。