フリーセアの概略
フリーセア
パイナップル科 常緑多年草
【学名】 Vriesea
【別名】 インコアナナス、ポエルマニー、フリーシア
【原産地】 中南米、西インド諸島
【花期】 9〜6月 (真夏以外)
【結実期】 −
【耐陰性】 普通
【耐寒性】 弱い
【最低温度】 8℃
【乾燥】 普通
【肥料】 液肥
【殖やし方】 株分け
【病害虫】 カイガラムシ
【育てやすさ】 簡単
フリーセアの特徴
フリーセアは中央〜南アメリカ、西インド諸島にかけて約250種ほどが分布して自生していますが、観葉植物としても人気の品種です。
フリーセアはどのほとんどの品種が着生種で、葉は丸くロゼッタ状に広がって生長し、中央部から花茎が直立して、ホウに色が付きます。
フリーセアには様々な種類が観葉植物として市場に出回っていますが、その中でも人気のある主な品種とその特徴を下記に紹介します。
ホワイトライン
艶のある濃い緑色の葉に白い斑が縦に入る品種。
葉の色と花の色のコントラストが美しい。
スプレンデス
葉に横に斑が入るタイプの品種。
ギガンデア
葉色がブルーの珍しい観葉植物。
その珍しさから人気急上昇中の品種です。
インコアナナス
赤く真っ直ぐ立ち上がる花が美しい品種。
葉は濃い緑色で花色とのコントラストが美しい。
フリーセアの育て方
日当たり:
フリーセアは多少の耐陰性がありますので、暗い室内でもすぐに枯れてしまうということはありませんが、基本的には日当たりを好みます。
置き場:
フリーセアは年間を通して、明るい日陰で管理するようにしてください。
真夏の強い直射日光は葉焼けの原因になりますので、夏の間は遮光したり、明るい日陰に置くようにしてください。
冬は暖かい室内に取り込んで、明るい場所で管理します。
水やり:
フリーセアの水やりは、筒状になっている部分に水を与えます。
この筒状の部分に水を溜めるようにし、なくなったら補給します。
冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、乾かし気味に管理します。
肥料:
フリーセアの施肥は育生期の春〜秋にかけて、2〜3週間ごとに即効性の液体肥料を与えます。
植え替え方法と時期:
フリーセアは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。
植え替えの時期は5〜8月が適期になります。
大きく育てたくない場合は、植え替えの際に2〜3株に株分けしたり、根を1/3ほどカットしてから、同じ(大きさの)鉢に植えます。
剪定やスタイリング:
フリーセアは小鉢〜中鉢で株仕立てにするのが一般的なスタイルです。
1株〜数株を一緒に植えたり、1種類だけでなく違う種類のものを一緒に植えても見栄えのする鉢に仕上げることが出来ます。
病害虫:
フリーセアの管理において、注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてカイガラムシが発生することがあります。
発生を確認したら、すぐに歯ブラシなどでこすり落としたり、薬剤散布などにより駆除するようにしてください。
越冬:
フリーセアは寒さに弱いので、越冬のためには、気温が下がり始めたら暖かい室内に取り込む必要があります。
越冬のための最低気温の目安は8℃になります。
冬の間は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理するようにします。
殖やし方:
フリーセアは株分けで殖やすことができます。
株分けの時期は5〜8月が適期になります。