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自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。



エアプランツの概略

エアプランツ

パイナップル科 常緑多年草(多肉植物)


【学名】 Tillandsia

【別名】 エアープランツ、ティアンジア、チアンジア

【原産地】 北米中部〜南米(アルゼンチン、チリ)

【花期】 種類による

【結実期】 −

【耐陰性】 あり

【耐寒性】 あり

【最低温度】 0℃

【乾燥】 強い 

【肥料】 与えない

【殖やし方】 株分け 

【病害虫】 カイガラムシ、ハダニ

【育てやすさ】 簡単


エアプランツの特徴

     
エアプランツはその名前からも分かる通り、空気中の水分や微量要素を吸収して生育するため、土に植える必要のない珍しい植物です。

自生地でも木の枝や岩に付着して空中から養分を吸収します。

エアプランツには多くの種類があり、さまざまな大きさや形のものがあり、美しい花を楽しむ事のできる種類もあります。


エアプランツは土に植える必要がありませんので、ワイヤーで吊したり壁や流木、壁などに張りつけることにより、さまざまなアレンジをお好みで楽しむ事が出来ます。

また、エアプランツには多くの種類がありますので、上記のアレンジと合わせることで、ユニークなオブジェクトとして、空間の演出に一役買ってくれます。


前述の通り、エアプランツには様々な種類がありますので、その代表的にものを下記に紹介します。

ベイレイ
株は壺形をしており、曲がりくねった細長い葉が特徴。
紫がかった模様もアクセントとして人気です。

フックシー
小型の品種のエアープランツ。
糸状の細い葉を球状の株元からたくさん出すのが特徴。

カプツメドーサ
肉厚な葉の先端がうねうねと曲がって生長するのが特徴。

アルビダ
比較的大型の品種で、中心部からどんどん新しい葉を出す。
細い葉を四方に広がるように伸ばすのが特徴のエアプランツ。

ジュンセア
大型のエアプランツの品種で、長い葉が株元から伸びるのが特徴。
葉の長さは生長すると40cmほどまでになる。

ブラキカウロス
白っぽい地色をした株に赤みがかった葉が美しく映える種類です。

エアプランツの育て方

     
エアプランツは乾燥にも強く、屋外では水やりをする必要はありませんが、乾燥しやすい室内では霧吹きなどで水やりが必要です。

耐陰性もあり、寒さにも強いので管理が比較的楽なのですが、エアコンの風には弱いので注意が必要になります。


エアプランツは花を楽しむ事ができる品種もあるのですが、花は一度しか付けず、一度花が咲くと株の生長が止まります。


日当たり:
エアプランツは耐寒性がありますが、基本的には日当たりを好みます。

直射日光の当たらない日向が最適です。


置き場:
エアプランツを室内で管理する場合には、加湿を避けるため、風通しのよい明るい場所において管理するようにしてください。

夏場は気温が30度を超えると蒸れて腐ってしまうことがあるので、涼しい場所に置くようにしてください。

屋外で管理する場合には直射日光を避け、半日陰に置くようにします。


水やり:
エアプランツの水やり2〜3日ごとに霧吹きで株全体を湿らします。

日中は水分の蒸発を防ぐために気孔を閉じていますので、霧吹きは日中は避け、夕方〜夜間に行うようにしてください。


エアコンなどで室内が乾燥している場合には、霧吹きの回数を増やすか、ソーキングを行い、株ないの水分を維持するようにします。

また、環境によっては霧吹きが出来ない場所の場合には、同様にソーキングを行うようにしてください。

ソーキングは室温になじませた水を入れた容器にエアプランツを沈め、株に1〜2時間ほど水分を吸収させます。


エアプランツは頻繁に霧吹きで水を与えすぎますと、葉についている短毛が水によって流されてしまい、枯れる原因となってしまうことがありますので、水やりのしすぎには注意が必要です。


肥料:
エアープランツは肥料を与える必要はありません。


植え替え方法と時期:



剪定やスタイリング:
エアープランツは土に植える必要がありませんので、他の観葉植物では出来ないようなアレンジも行うことが出来ます。

たとえば、小枝などに紐やテグスでエアプランツを吊して、天井やインテリアからつり下げてモービル風に楽しむ事も出来ます。
この際、吊す紐は色のついたヒモやテグスを使ったり、異なる種類のエアプランツを吊すのもテクニックのひとつです。

また、流木や岩石などのオブジェにボンドで接着して、これらのオブジェにアクセントを加えることが出来ます。


病害虫:
エアプランツの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのカイガラムシとハダニになります。

乾燥した場所では、ハダニが発生しやすくなりますので注意してください。


越冬:
エアプランツは耐寒性がありますので、雪や霜の被害を避ければ、屋外でも越冬は可能ですが、基本的には室内の窓辺などで管理し、乾燥させすぎないように注意してください。

冬越しのための最低気温の目安は0℃となります。


殖やし方:
エアプランツは子株が出たら、それを切り分けて殖やすことが出来ます。

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