サボテンの概略
サボテン
サボテン科 多肉性植物
【学名】 Cactaceae
【別名】 シャボテン、カクタス
【原産地】 主に北中米の温帯〜熱帯地方
【花期】 9〜11月
【結実期】 −
【耐陰性】 普通
【耐寒性】 強い
【最低温度】 0℃
【乾燥】 強い
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 挿し木、株分け、取り木
【病害虫】 カイガラムシ、アブラムシ
【育てやすさ】 簡単
サボテンの特徴
サボテンの多くは北中米の熱帯地方原産の多肉植物で、多くの種類が市場に出回っています。
サボテンの種類は非常に豊富で、様々な形や色をしており、更に、トゲが美しいもの、花が美しいものなど色々な種類があるので、飾りたい場所のお好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
大きさも色々ですので、大きな鉢に存在感のあるサボテンをひとつだけ植えたり、小さなものを小さな鉢に植えたミニサボテン、いろいろな種類を寄せ植えにしたものなど、さまざまなスタイルで楽しむ事が出来ます。
サボテンには多くの種類があるのは前述の通りですが、大きく分けると、下記の3種類に分けることが出来ます。
@柱のような太い茎のものを柱サボテン
A丸形などの団扇のような平らの茎がつながるウチワサボテン
B丸い球状の球形サボテン
サボテンの育て方
サボテンの自生地はほとんどが乾燥した砂漠地帯で、強烈な太陽の光を浴びて育っていますので、ご家庭で育てる場合も、なるべくにた環境で育ててあげてください。
砂漠地帯で育つ植物ですので、感想には非常に強いですが、適度な水やりは必要ですので、忘れないようにしてください。
サボテンは関東以西の温暖な地域なら地植えは十分に可能です。
地植えにすると大きく育ちますので、十分なスペースのある場所に植えるようにしてください。
日当たり:
サボテンは日当たりを好む性質があります。
光量が不足すると、トゲが短くなってしまいます。
置き場:
サボテンは年間を通して日当たりのよい場所に置くようにしてください。
また、雨の当たらないように注意してください。
水やり:
サボテンはあまり頻繁に水を与えある必要はありませんが、春〜秋にかけては、週に1度を目安に水やりをします。
鉢土が完全に乾いたら水を与えれば十分です。
夏の間の水やりは日中を避け、朝か夕方に水やりします。
高温に弱い種類の場合は、水やりを控えめにします。
冬は水やりを控え、乾燥気味に管理します。
全く与えなくても問題ないぐらいです。
肥料:
サボテンの施肥は春〜秋にかけて、緩効性の化成肥料を2〜3回少量施す程度で十分です。
植え替え方法と時期:
サボテンの植え替えは、サボテンが生長して鉢が小さくなりバランスが悪くなったら行うようにします。
サボテンは比較的成長が遅いものが多いので、植え替えは、大株なら2年に1度、小株は3年に1度が目安です。
剪定やスタイリング:
サボテンの寄せ植えも人気がありますが、寄せ植えにする際にはトゲが刺さらないように菜箸などを使うのがおすすめです。
寄せ植えの際には表面に砂や石を入れてあげると、サボテンが固定されやすくなります。
カラフルな砂を施した寄せ植えなども人気です。
病害虫:
サボテンを育てる上で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのアブラムシとカイガラムシになります。
発生しているのを見つけたら、すぐに薬剤散布により駆除してください。
越冬:
サボテンは耐寒性がありますので、霜や雪に当たらなければ屋外でも越冬させることが出来ます。
水やりを切り、乾燥気味に管理し、暖かい場所に置いてください。
越冬のための最低気温の目安は0℃です。
また、梅雨の時期の多湿は苦手になりますので、屋外で管理する場合には、雨のあたらない場所に移動してください。
殖やし方:
サボテンは春〜夏に挿し木や取り木、株分けで殖やすことが出来ます。
多肉質の葉を切り分けて挿し穂にする場合には、風の当たらない日陰に1ヶ月ほど置いて、切り口を十分に乾燥させます。
柱サボテンを胴切りで殖やす場合には、半分より上で切るようにします。