グロキシニアの概略
グロキシニア
イワタバコ科 常緑多年草
【学名】 Sinningia
speciosa
【別名】 シンニンギア、オオイワギリソウ、スペキオサ
【原産地】 中南米の熱帯地方
【花期】 5〜9月
【結実期】 −
【耐陰性】 普通
【耐寒性】 弱い
【最低温度】 8℃
【乾燥】 普通
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 挿し木、株分け
【病害虫】 特になし
【育てやすさ】 普通
グロキシニアの特徴
グロキシニアは熱帯アメリカ原産で15種類ほどの品種があります。
葉は瑞々しい緑色で、よくわき芽を出してこんもりと仕上がります。
花は赤色の筒状で、内側が黄色くかわいらしい花をたくさんつけます。
また、夏の花として園芸店でよく見かけるグロキシニアは仲間の品種で、以前はグロキシニア属に分類されていましたが、近年になり見直されシンニンギア属に分類されます。
ただし、ずっとグロキシニアの名前で流通してきたため、今でもグロキシニアと呼ばれるままです。
グロキシニアの育て方
日当たり:
グロキシニアは多少の耐陰性がありますので、暗い室内でもすぐに枯れてしまうということはありませんが、基本的には日当たりを好む性質があります。
置き場:
グロキシニアは年間を通して、明るい日陰で管理するようにします。
冬は暖かい室内に取り込んで、明るい場所で管理します。
水やり:
グロキシニアの水やりは、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、乾かし気味に管理します。
肥料:
グロキシニアの施肥は育生期の春〜秋にかけて、2〜3ヶ月ごとに緩効性の化成肥料や油かすを置き肥して与えます。
植え替え方法と時期:
グロキシニアは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。
鉢底から根が見え隠れするようになったら植え替えが必要なサインです。
植え替えの時期は5〜8月が適期になります。
大きく育てたくない場合は、2〜3株に株分けしたり、根を1/3ほどカットしてから、同じ(大きさの)鉢に植えます。
植え付ける用土は観葉植物の専門用土などをりようするようにし鉢底に大きめの赤玉土を敷くようにすれば、排水性がよくなります。
剪定やスタイリング:
グロキシニアは小鉢〜中鉢で株仕立てにするのが一般的なアレンジですが、鉢いっぱいにこんもりと仕上がり、かわいらしい花をたくさんつけるので、ハンギング仕立てにして飾るのも人気があります。
病害虫:
グロキシニアの管理において、特に注意が必要な病害虫はありませんが、稀に春〜秋にかけてハダニやカイガラムシが発生することがあります。
発生を確認したら、薬剤散布などにより駆除するようにしてください。
越冬:
グロキシニアは寒さに弱いので、越冬のためには気温が下がり始めたら暖かい室内に取り込む必要があります。
越冬のための最低気温の目安は8℃になります。
冬の間は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理するようにします。
殖やし方:
グロキシニアは挿し木や株分けで殖やすことができます。
挿し木や株分けの時期は5〜8月が適期になります。