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自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。



スパティフィラムの概略

スパティフィラム

サトイモ科 常緑多年草


【学名】 Spathiphyllum hybridum

【別名】 スパティフィルム、スパフィルム、ササウチワ

【原産地】 熱帯アメリカ

【花期】 一年中

【結実期】 花の後

【耐陰性】 普通

【耐寒性】 普通

【最低温度】 5℃

【乾燥】 普通 

【肥料】 置き肥

【殖やし方】 株分け、挿し木、取り木 

【病害虫】 カイガラムシ、アブラムシ、ハダニ、ナメクジ 

【育てやすさ】 簡単

スパティフィラムの特徴

     
スパティフィラムは光沢のあるグリーンの葉がスラリ伸び、長い花茎の先端に白い花を咲かせるのが特徴です。

花を楽しむ観葉植物の中でも、代表格の種類がスパティフィラムです。

スパティフィラムの花は不定期に咲きますので、上手に温度や光の量を管理・調整してあげることにより、1年中花を楽しむことが出来ます。


花ビラのように見える部分は仏炎ホウというもので、中心部のおしべやめしべに見える部分が花になります。

スパティフィラムの花(仏炎ホウ)の咲きはじめは白色をしていますが、時間が経つと緑色に変わり、実をつけます。

スパティフィラムは非常に人気のある観葉植物ですので、非常にたくさんの品種が作られ、市場に出回っています。
種類毎に仏炎ホウの大きさや形はさまざまです。


スパティフィラムは熱帯アメリカの原産の植物ですが、大きく分けて2種類の品種があります。

濃い緑色で光沢のある葉と白の花が特徴のクリーブランディはウォリシーの園芸品種です。

ビロードのような光沢のある葉が特徴のフロリブンドゥムは、コロンビア原産の小型の品種です。


その他、メリーやニューメリーなどの多くの品種が流通し、矯性種のミニメリーはミニ観葉や小鉢に人気です。

マウナロアなどは中〜大鉢仕立てに向いています。

白いホウとすらっと縦に伸びるその姿から、コンテナガーデンやテラリウムにもよく利用されます。

また、ハイドロカルチャーにも向いています。

スパティフィラムの育て方

     
スパティフィラムの花は差し始めは白ですが、時間が経つにつれて緑色に変わってきます。

そのままにしておくと種をつけて株を弱らせてしまうので、緑色に変わってきたら花茎のつけ根から早めに切り取ります。


日当たり:
スパティフィラムは日当たりが悪いと花付きが悪くなってしまいます。

真夏の直射日光は避けるようにします。
明るい日陰に移したり、遮光をするなど光量を調節してください。

室内で管理する場合には、レースのカーテン越しがおすすめです。  


置き場:
スパティフィラムは年間を通して明るい日陰での管理がおすすめです。

日当たりがよくなくても、艶のある緑の葉は枯れることはありませんが、花が咲かない場合には日照不足と考える事が出来ます。

冬の間は暖かい室内に取り込むようにします。


水やり:
スパティフィラムの水やりは、春〜秋にかけては鉢土が乾いたら与えれば十分ですが、夏場は与える頻度を上げます。
空中湿度を高めるために葉水も行うようにします。

冬は水やりを控え、乾かし気味に管理します。


スパティフィラムは水ぎれを起こすと、下葉が変色し、葉先から枯れてしまいます。

また根がたくさん出る性質がありますので、過湿状態が続くと根腐れを起こしてしまいます。


肥料:
スパティフィラムの施肥は、春〜秋にかけて緩効性の肥料を2〜3ヶ月おきに置き肥してあげるようにします。

葉色がさえない場合などには即効性の液体肥料を与えます。

肥料不足になると開花しない原因にものなりますが、肥料を与えすぎでも葉ばかりが茂って花が咲かなくなります。


植え替え方法と時期:
スパティフィラムは根がダメージを受けてしまったりすると、葉の先が黒く変色し、葉が落ちてしまうことがあります。

スパティフィラムは生長が早く根をよく伸ばしますので、1〜2年で鉢の中が根でいっぱいになってしまいます。

鉢の水やりの際に、水の抜けが悪くなったら、根をチェックして根詰まりしているようでしたら植え替えます。


植え替えは育生期の春〜秋の間に行います。


剪定やスタイリング:
花を長く楽しむためには、緑色に変わってきた仏炎ホウは、結実させないように、花茎のつけ根からカットします。


スパティフィラムは育生旺盛ですので、1年ほどで多くの子株ができ、根もたくさん出して、鉢がすぐにいっぱいになってしまいます。

そのため、2年ごとに植え替えや株分けをしてあげる必要があります。

植え替えの際は根から古い土を落とし、一回り大きな鉢に植えます。

大きく育てたくない場合には根を1/3ほど切り落として、同じ(大きさの)鉢に植え直します。

新芽がでるまでの1〜2週間は明るい日陰に置き、水やりは控えめに管理するようにします。


病害虫:
スパティフィラムの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋のアブラムシやナメクジ、ハダニ、カイガラム等です。

これらの発生を確認したら、すぐに薬剤散布により駆除します。
葉の裏もよく見るようにしてください。


越冬:
スパティフィラムはそれほど耐寒性が強くありませんので、冬越しのためには暖かい室内に取り込み、できるだけ昼間は窓越しの光を当てるように管理します。

越冬のための最低気温の目安は5℃以上になります。


殖やし方:
スパティフィラムは春〜秋の育生期にかけて、挿し木や株分け、取り木などで殖やすことが出来ます。


スパティフィラムの株分けの手順は下記になります。

鉢から株を抜き出し、株を2〜3株に切り分けます。

切り分けた株は根をほぐして、新しい親葉植物の専門用土で植えます。
鉢底には、水はけをよくするために大きめの赤玉土を入れます。

植え付けた鉢は新芽がでるまで、1〜2週間ほど風の当たらない明るい日陰で、水やりを控え乾かし気味に管理します。

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