ストレリチア・レギナエの育て方
ストレリチア・レギナエは室内での管理よりも、ベランダやバルコニーでの管理に向いている観葉植物です。
日当たり:
ストレリチア・レギナエは日当たりを好む植物ですから、日の当たる場所で管理するようにしてください。
真夏も直射日光をたっぷりと当てて上げることにより丈夫な株に育てる事ができます。
置き場:
前述の通り、春〜秋にかけては直射日光に当てることで花つきがよく、丈夫な株に育てることが出来ます。
冬は暖かい室内に取り込み、ガラス越しに日光に当ててあげます。
水やり:
ストレリチア・レギナエの水やりは、春〜秋にかけては鉢土が乾いたら与える程度で十分ですが、夏は頻度を上げ、葉水も与えるようにしてください。
冬は水やりを控え、乾かし気味に管理してください。
根が多肉質ですので、乾燥には比較的耐えますが、水を与えすぎると、根が太く大きくなることにより鉢を割ったり、持ち上げたりするので注意してください。
肥料:
ストレリチア・レギナエの施肥は、春〜秋にかけて緩効性の化成肥料を2〜3ヶ月おきに与えるようにします。
植え替え方法と時期:
ストレリチア・レギナエは根詰まりや根腐れされ等、根にダメージがあると、葉の元気がなくなりしおれてきます。
このような状況では植え替えが必要になります。
植え替えは育生期である春〜秋に行うようにしてください。
傷んだ根を落とし、観葉植物の専門用土に植えます。
植え替えた鉢は、新しい環境に慣れるまでは2〜3週間ほど、水やりを控えめにし、半日陰で管理するようにしてください。
剪定やスタイリング:
新しい葉が出てくると、古い葉がしおれて枯れてくることがあります。
放っておいても自然になくなりますが、見た目が汚くなるので、早めに取り除いてあげるようにします。
病害虫:
ストレリチア・レギナエの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのアブラムシ他やカイガラムシになります。
これらの発生を見つけたら、水圧で洗い流したり、薬剤散布により防除するようにしてください。
カイガラムシはロウ状のからに覆われているので、通常の薬剤では効かないことがありますので、必ずカイガラムシ専用の薬剤を使うようにしてください。
越冬:
ストレリチア・レギナエはある程度の耐寒性がありますので、暖地では屋外でも越冬可能ですが、霜や雪には注意が必要です。
越冬のための最低気温の目安は5℃です。
冬の間は水やりを控え、乾燥気味に管理するようにします。
殖やし方:
レギナエは春〜夏にかけて、株分けにより殖やす事ができます。
レギナエの株分けの手順は下記になります。
植え替えをする株を鉢から出します。
根が張って株が抜けにくい場合には鉢を割る必要があります。
取り出した株を2〜3株に切り分けます。
手で引きちぎるよりも、よく切れるナイフなど切り分けた方が、その後の根付きがよくなります。
傷んだ根は取り除いて、新しい鉢に植えます。
水はけをよくするために、鉢底に大きめの赤玉土を敷きます。
植え付け直後は1ヶ月ほど、明るい日陰に置き、水やりは控えめにして根付くのを待つようにしてください。