カランコエ・ベハレンシスの概略
カランコエ・ベハレンシス
ベンケイソウ科 多肉植物
【学名】 Kalanchoe beharensis
【別名】 仙女の舞、フェルト・ブッシュ、ベルベット・リーフ
【原産地】 マダガスカル
【花期】 −
【結実期】 −
【耐陰性】 あり
【耐寒性】 あり
【最低温度】 2℃
【乾燥】 強い
【肥料】 液肥
【殖やし方】 挿し木、葉挿し、子株分け
【病害虫】 カイガラムシ、ナメクジ
【育てやすさ】 簡単
カランコエ・ベハレンシスの特徴
カランコエ・ベハレンシスは柔らかい毛で覆われた独特の形をした葉が特徴的な多肉植物の観葉植物で、樹高2〜3mほどまで生長します。
このベルベット状の葉から別名ベルベットリーフとも呼ばれます。
カランコエ・ベハレンシスの新葉は淡い茶褐色ですが、成長すると銀色のかかったグリーンに変化してきます。
カランコエ・ベハレンシスは非常に生命力の強い植物で、土の上に落ちた葉から発根し、殖やすことが出来ます。
また、耐陰性や耐寒性があり、乾燥にも強いので、管理も非常に楽な観葉植物です。
カランコエ・ベハレンシスの育て方
カランコエは生命力が強い植物で育てやすいのですが、下葉が落ちだした場合には乾燥し過ぎか過湿が考えられます。
乾燥が原因の場合には、水を切らさないように鉢土が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしてください。
また、過湿による根腐れにより下葉が落ちることもありますので、水のやり過ぎや鉢皿に水を溜めるのは避けるようにしてください。
日当たり:
カランコエ・ベハレンシスは耐陰性がありますが、基本的には日当りを好みます。
置き場:
ベハレンシスは耐陰性があるので暗い場所でも育てることが出来ます。
ただし、日当りの良い場所での管理に比べて生育が悪くなり、葉色も悪くなりますし、株や葉自体も小さくなります。
丈夫に大きく育てたい場合は、適度な日当りに置くようにしてください。
特に夏場は屋外で管理すると丈夫な株に育ちます。
水やり:
カランコエ・ベハレンシスはかなりの乾燥には耐えますが、春〜夏の生育期にかけては水を切らさないように、鉢土が乾いたらたっぷりと与えてください。
基本的には1ヶ月ほど水をやらなくても枯れることはありません。
冬場には水やりを控え、乾燥気味に管理します。
肥料:
施肥は春〜秋の生育期にかけて生長を促すために、速効性の液肥を月に1〜2回与えます。
植え替え方法と時期:
株が生長して根詰まりし始めたら植え替えのタイミングです。
大きく育てたい場合には一回り大きな鉢に植え替えてください。
剪定やスタイリング:
生長につれ樹形が乱れてきたら、茎や枝をカットして樹形を整えます。
スタイリングは生育期の4〜9月の間に行います。
病害虫:
カランコエ・ベハレンシスを育てるに当り注意する病害虫はカイガラムシやナメクジになります。
越冬:
カランコエ・ベハレンシスを越冬させるためには、冬場は室内に置き、水やりを控えて越冬します。
目安としては2℃以上の環境で管理するようにします。
殖やし方:
カランコエ・ベハレンシスは挿し木や葉挿し、株分けにより殖やすことができます。
株分けは株元に出た子株を分けるようにしますが、殖やす方法としては葉挿しが最も簡単でオススメです。
カランコエ・ベハレンシスは生命力が非常に強いので、葉挿しで殖やすことの出来る珍しい植物です。
葉挿しの方法としては、まず元気な葉を株から切り取ります。
そして、それを湿った土の植えに置いておくだけで芽が出ます。
その間、特に水やりはいりません。
時期は育成期の春〜夏にかけてがオススメです。
この時期であれば1週間ほどで新しい芽が出ます。