ドラセナ・コンシンナの概略
ドラセナ・コンシンナ
キジカクシ科 常緑広葉樹
【学名】 Dracaena magfinata
【別名】 コンシンネ、ベニフクリンセンネンボク
【原産地】 アフリカ、南米、東南アジア、モーリシャス
【花期】 なし
【結実期】 なし
【耐陰性】 あり
【耐寒性】 普通
【最低温度】 5℃
【乾燥】 普通
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 挿し木
【病害虫】 カイガラムシ、ハダニ
【育てやすさ】 難しい
ドラセナ・コンシンナの特徴
ドラセナ・コンシンナはモーリシャス原産のドラセナの品種の一つで、縦縞模様の葉が枝の先に広がる姿が魅力的な観葉植物です。
小さいうちは単幹ですなのですが、生長するにつれ、枝が細長く伸び、枝分かれをしていきます。
細長で光沢のある葉に特徴があり、枝を曲がるように仕立てたり、モダンな形の樹形に仕立てられるのでインテリアとして人気があります。
贈り物としても人気があるようです。
コンシンアは葉の外側の縁が白色で真ん中が緑色の一般的な品種や赤紫色の覆輪斑が入るトリコロール、レインボーなどがあります。
ドラセナ・コンシンナの育て方
よく出る葉を楽しむためには、小まめな葉水がポイントです。
日当たり:ドラセナ・コンシンナは耐陰性がある観葉植物なので、室内でも十分に育てることができます。
ただ、基本的には日当たりを好む性質があるので、なるべく明るい場所においてあげるようにしてください。
また、熱帯雨林原産で高温多湿を好むので、乾燥しやすい部屋では葉水を与えることがポイントです。
株が生長しすぎて大きくなりすぎた場合の剪定や切り戻しは、春に行うようにします。
日当たり:
ドラセナ・コンシンナには耐陰性があるのですが、日光不足になると、葉が垂れて樹形が乱れてしまいます。
室内で壁際に置くと、壁側の葉が枯れてしまうことがあります。
これは、壁側は風通しが悪く、日照量不足になることが原因でので、これを避けるためには、月に2回ほど向きを変え、全体に日光が当たるようにしてあげるようにしてください。
屋外で育てる場合には、明るい日陰に置くようにします。
置き場:
ドラセナ・コンシンナは高温多湿の環境を好むので、室内に置く場合には、乾燥に気をつけるようにしてください。
水やり:
コンシンナの水やりは表面の土が乾いたら、たっぷりと与えます。
夏場は葉水も忘れないようにしてください。
冬場は水やりは控え、乾かし気味で管理してください。
肥料:
施肥は春〜秋にかけて緩効性の置き肥を2〜3回与えます。
冬場は特に肥料を与える必要はありません。
植え替え方法と時期:
生長しすぎて根詰まりを起こしそうになってきたら、一回り大きなサイズの鉢への植え替えが必要になります。
葉先が変色してきたら根詰まりの可能性がありますので、鉢をひっくり返したりして、根の生長状況を確認してください。
植え替えの際には、古い土を落とし古い根を切ります。
根の傷み方がひどい場合には、一回り程度小さくなるように切ります。
そして、専用土を入れた一回り大きな鉢に植えます。
剪定やスタイリング:
ドラセナ・コンシンナの人気のスタイリングとしては、枝を曲げて育てる方法があります。
これは、ドラセナの枝が上に向かって伸びる特性を利用するものです。
ドラセナの柔らかい枝を選び、ひもやワイヤーで枝の中程を引っ張り枝を横や下向きになるように固定します。
固定した先から上に向かって生長しますので、ちょうど枝を曲げたい場所で枝を固定するようにしてください。
この際、枝が折れないように注意してください。
病害虫:
ドラセナに発生しやすい害虫はハダニやカイガラムシです。
春から秋にかけて発生しやすくなりますので注意してください。
これらの害虫を見つけたら、薬剤で防除してください。
越冬:
ドラセナは熱帯気候が原産の観葉植物ですので、基本的には耐寒性はそれほど強くありませんが、暖かい室内であれば越冬は可能です。
越冬可能の目安としては5℃以上に保つようにします。
また、水やりは控えめに、乾燥気味に管理します。
殖やし方:
ドラセナ・コンシンナは挿し木で殖やすことができます。
挿し木は春〜初夏に行います。