ワイヤープランツの概略
ワイヤープランツ
タデ科 常緑多年草
【学名】 Muehlenbeckia complexa, M. axillaris
【別名】 ミュールバーキア、ワイアープランツ、オトメノカミ(乙女の髪)
【原産地】 オセアニア
【花期】 7〜8月
【結実期】 −
【耐陰性】 あり
【耐寒性】 強い
【最低温度】 0℃
【乾燥】 強い
【肥料】 液肥
【殖やし方】 挿し木
【病害虫】 カイガラムシ、ハダニ
【育てやすさ】 簡単
ワイヤープランツの特徴
ワイヤーブランツは、針金のような細い枝がつる状に伸びて、小さなかわいい丸い葉がかわいらしい観葉植物です。
室内での鉢植えだけでなく、屋外ではグランドカバーとしても人気のインテリアプランツです。
ワイヤーブランツのつるは地面に広がりマット状になります。
夏には小さな花を咲かせますが、ほとんど目立ちません。
ワイヤープランツにはさまざまな種類のものがありますので、好みに合わせて選ぶようにするとよいでしょう。
一般的なものとしては、茎を横に這うように伸ばすアキシラリア、枝を上に向かって伸ばし、壁やヘゴなどをよじ登るコンフレクサ、その他、葉に美しい斑の入る品種などがあります。
ワイヤープランツの育て方
日当たり:
ワイヤープランツは基本的には日当たりを好みます。
多少の耐陰性はありますが、それほど強くありません。
置き場:
ワイヤープランツは年間を通じて日当たりのよい場所に置くようにします。
ただし、夏場の直射日光を避けるようにしてください。
水やり:
ワイヤープランツの水やりは、春〜夏の育生期の間は、鉢の土が乾いたらたっぷりと与えるようにします。
秋から冬にかけては水やりを控え、乾燥気味に管理するようにします。
ただし、水切れになると葉色が黄色くなってしまうので、注意が必要です。
鉢への水やりは控えるようにしても、葉水で湿度を保つようにしてください。
肥料:
ワイヤープランツの施肥は、育生期の春〜秋にかけて速効性の液体肥料を1ヶ月ごとに与える程度で十分です。
植え替え方法と時期:
ワイヤープランツは根詰まりし始めたら、植え替えが必要になります。
鉢底から根が見えるようになったら植え替え時期のサインです。
根に付いた古い土を落として、新しい清潔な用土と共にワンサイズ大きな鉢に植えてあげます。
大きさをキープしたい場合には、根を1/3ほどカットして、同じ(大きさの)鉢に植えるようにします。
剪定やスタイリング:
ワイヤープランツはさまざまなスタイルで楽しむことが出来ますが、葉のボリュームをアップしてこんもりと仕上げるためには、手を入れて上げる必要があります。
つるがある程度の長さまで伸びたらカットして脇芽を出させるようにします。
これを何度か繰り返すことにより、こんもりとした株になります。
病害虫:
ワイヤープランツを育てる上で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのカイガラムシやハダニになります。
特に、風通しの悪い環境ではカイガラムシに注意してください。
越冬:
ワイヤープランツは耐寒性がありますので0℃以上の環境であれば、越冬が可能ですが、外での越冬の場合には、霜や寒風によって葉を落としてしまうことがあります。
葉が落ちても株自体は生きていますので、春になるとまた芽を出します。
そのため、暖かい室内に取り込んで越冬させるのがおすすめです。
殖やし方:
ワイヤープランツは春〜夏にかけて挿し木で殖やすことが出来ます。
水差しにして根を出させるのは難しいので、挿し木用の専門用土を使うようにした方が失敗が少なくなります。