アフェランドラの概略
アフェランドラ
キツネマゴ科 常緑広葉低木
【学名】 Bromeliaceae
【別名】 スクアロサ、スクアローサ
【原産地】 ブラジル
【花期】 1〜7月
【結実期】 −
【耐陰性】 普通
【耐寒性】 普通
【最低温度】 5〜10℃
【乾燥】 普通
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 挿し木
【病害虫】 カイガラムシ、ハダニ
【育てやすさ】 普通
アフェランドラの特徴
アフェランドラにはさまざまな種類がありますが、一般的に出回っているものはブラジル原産のスカロサという種類です。
スカノサの中でも、最もホビュラーなのは黄色い花をつけ、濃い銀白色の模様が入る濃い緑色の葉が特徴のダニアで、シルバークラウドは葉全体が銀白色になり、葉つきが悪いのが特徴です。
ユニフローラビューティーは斑が多く入り、花もよく咲かせます。
アフェランドラは花も葉も個性的で存在感のある観葉植物ですので、寄せ植えよりも単体で植える方がおすすめです。
小さな鉢でミニ観葉にしたり、大株仕立てにしたりと、好みに合わせて選ぶようにするとよいでしょう。
置き場所は、やや上から見る位置に置くのがおすすめです。
アフェランドラの育て方
アフェランドラは多湿を好む性質がありますので、部屋が乾燥気味の場合は、水やりに加えて葉水も与えます。
寒さにも弱いので冬場は室内で管理するようにしてください。
日当たり:
アフェランドラは日当たりを好む観葉植物です。
しかし、日当たりが強すぎると葉が大きく波打ってしまうので、直射日光は避けるようにします。
置き場:
アフェランドラはできるだけ日当りのよい場所で育てることにより株を丈夫に生長させて花つきをよくし、冬越しも容易にしてくれます。
夏場は屋外で育てた方が丈夫に育ちますが、前述の通り直射日光には弱いので、必ず半日陰で管理するようにしてください。
冬の間は暖かい室内に取り込み、10℃以上を保つように心がけてください。
水やり:
アフェランドラの春〜秋にかけての水やりは、鉢土が乾いたらたっぷりと与えるようにしてください。
多湿を好むため、葉水も与えるようにします。
冬は水やりを控え、乾かし気味に管理するようにしてください。
冬場の水やりの水はぬるま湯にした方がベターです。
肥料:
アフェランドラの施肥は生長期の春〜秋にかけては、緩効性の化成肥料を1〜2ヶ月ごとに置き肥として与えます。
花つきをよくするためには、施肥の頻度を短めにしたり、用土に腐葉土を混ぜるようにすると効果があります。
植え替え方法と時期:
アフェランドラは鉢の土が古くなったり、生長して根詰まりしたら植え替えをしてあげる必要があります。
剪定やスタイリング:
アフェランドラは花が咲いた後にわき芽が伸びてくるので、次の開花の準備をするために早めに摘芯して、わき芽が育つのを促してあげるようにします。
アフェランドラは水ぎれしたり、寒さによって株が元気がなくなったり、また、株が古くなってくると、下葉が枯れ落ちてしまう事があります。
そのような場合には、残った葉の部分を使って挿し木をしたり、切り戻しにより株を作り直す必要があります。
挿し木の方法としては天芽ざしか1節ずつの茎ざしが可能です。
親株がまだ若いうちであれば、枯れた部分を切り戻して、暖かい場所において水やりをすれば、また新芽をだします。
株が古くなっていたり、根が傷んでしまっている場合には、春〜夏に植え替えをする必要があります。
病害虫:
アフェランドラを育てる上で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのハダニやカイガラムシになります。
ハダニが発生すると葉に小さな斑点が現れます。
薬剤散布などにより早めに防除するようにしてください。
カイガラムシが発生した場合には、葉水で洗い流したり、歯ブラシなどでこすり落とすようにしてください。
葉裏からも水やりをするようにします。
越冬:
アフェランドラは耐寒性はそれほど強くありませんので、越冬のための最低気温は5〜10℃が必要になります。
部屋が乾燥している場合は葉水を与えて湿度を保つようにしてください。
暖かい室内で管理すれぱ冬の間でも開花します。
殖やし方:
アフェランドラは夏の間に挿し木で殖やすことができます。
挿し木の手順は、まず終わった花をカットすることによりわき芽を出させます。
わき芽が10cm以上伸びたらカットして下葉を取り除きます。
葉の大きなものは半分ほどにカットしておきます。
挿し穂を専門用土などに挿し、明るい日陰に置きます。
1ヶ月ほどで発根したら鉢上げをします。