ブライダルベールの育て方
日当たり:
ブライダルベールは耐陰性がありますが、基本的には日の光を好みます。
光量が不足すると花つきが悪くなるので注意してください。
いつまでたっても花が咲かない場合は光線不足です。
置き場:
ブライダルベールは風通しの良い半日陰が最適の置き場です。
ある程度の耐寒性はありますので、冬を越すためには暖かい室内に取り込んで管理するようにします。
水やり:
ブライダルベールの水やりは、鉢土の表面が乾いて白くなったらたっぷりと与えるようにします。
特に、吊り鉢仕立てにしたものは乾燥しやすいので、水切れを起こさないように注意してください。
冬は耐寒性を高めるためにも水やりを控えめにし、乾かし気味に管理するようにしてください。
肥料:
ブライダルベールの施肥は生長期の春〜秋にかけて、緩効性の化成肥料を置き肥して与えます。
こんもりとした株に育ったら、肥料は控えめにしますが、葉色が悪くなったりしたら液肥を施すようにすれば十分です。
植え替え方法と時期:
ブライダルベールは根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。
植え替えの時期は5〜9月が適期になります。
鉢を大きくしたくない場合には根を1/3ほどカットして、同じ(大きさの)鉢に植え替えます。
剪定やスタイリング:
ブライダルベールのおすすめのスタイルは吊り鉢仕立てや背の高い鉢に植えてつるを垂らす仕立て方です。
どちらの場合も切り戻しや挿し木により、葉を茂らせ、こんもりとした株姿をキープするようにしてください。
霜や雪の降らない暖かい地方であればグランドカバーとしても利用することができます。
冬の寒さによりダメージは受けますが、春になればまた新芽を伸ばして元気に再生します。
ブライダルベールのスタイリングのポイントとしては、伸びすぎた茎や葉は切り戻して管理します。
切り戻すことによりわき芽が伸び、こんもりと仕上がります。
株全体のバランスが乱れてきたら、地際から2cmぐらいで切り戻し株全体を作り直すようにします。
葉が茂って密になってくると、蒸れて茎葉がダメージを受け中心部分が黒く腐ったようになってしまうことがあります。
そのような場合には、ダメージを受けた部分をカットし、風通しの良い場所に移して管理します。
状態が落ち着いてきたら、元気なつるをカットしてスカスカになった中心部分に挿し木をしてこんもりと仕上げ直します。
病害虫:
ブライダルベールの管理で注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのハダニになります。
乾燥するとハダニが発生しやすくなりますので、注意してください。
越冬:
ブライダルベールは多少の耐寒性がありますので、関西以西の地域で霜や雪の被害に合わない比較的暖かい地方であれば屋外での越冬も可能です。
ただし、基本的には屋内に取り込んで越冬させた方が無難でしょう。
また、冬の間は水やりを控えめにし、乾燥気味に管理してください。
殖やし方:
ブライダルベールは挿し木により簡単に殖やすことができます。
挿し木の時期は5〜9月が適期になります。
挿し木の際の挿し穂は5〜10本ぐらいをまとめて、鉢の3〜4ヶ所に挿すようにすると株が育てやすくすぐに鑑賞に堪える姿に育てる事ができます。