ドラセナ・スルクロサの概略
ドラセナ・スルクロサ
キジカクシ科 常緑低木
【学名】 Dracaena surculosa
【別名】 ホシセンネンボク、ゴッドセフィアナ、スルクローサ
【原産地】 東南アジア、西アフリカ(熱帯地域)
【花期】 −
【結実期】 −
【耐陰性】 あり
【耐寒性】 普通
【最低温度】 5〜8℃
【乾燥】 普通
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 株分け
【病害虫】 カイガラムシ、ハダニ
【育てやすさ】 普通
ドラセナ・スルクロサの特徴
ドラセナ・スルクロサはドラセナの仲間であり、地際から何本もの細い茎を出し、黄白い斑点のある葉を付けます。
若い頃の葉は黄色が強い斑が入りますが、生長するにつれて徐々に白っぽい斑に変わります。
特に、白い鮮やかな斑点の入る「フロリダ・ビューティー」は鑑賞価値も高く人気があり、切り花などにも利用されます。
この斑点模様から日本では「ホシセンネンボク」の別名で呼ばれることもあります。
ドラセナ・スルクロサの楽しみ方はいろいろで、ミニ観葉から大鉢まで多様なサイズで楽しむことができます。
スルクロサは挿し木や株分けが簡単にできるので、ミニ観葉やハイドロカルチャなどにするのも簡単です。
また先述の通り、葉をフラワーアレンジメントに利用することも出来ます。
ドラセナ・スルクロサの育て方
よく出る葉を楽しむためには、小まめな葉水がポイントです。
ドラセナ・スルクロサの育て方は、他のドラセナ類とほぼ同じです。
日当たり:
スルクローサは耐陰性がありますので、日陰でも枯れることはありませんが、長時間、日照不足になると葉の模様が色褪せてしまいます。
置き場:
スルクローサ(ゴッドセフィアナ)の置き場所は、一年を通じて明るい日陰が最適です。
冬の間は室内に取込み、暖かい場所においてください。
水やり:
春〜秋の期間は、鉢土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
水不足を防ぐためにも、真夏には葉水も与えるようにします。
冬は水やりを控え、乾かし気味に管理するようにします。
肥料:
生育期の春〜秋にかけての施肥は、緩効性化成肥料を2ヶ月ごと与えます。
ハイドロカルチャーの場合は即効性の液肥を2〜4週間ごと与えます。
植え替え方法と時期:
スルクロサは根詰まりを起こし栄養不足になると葉先が茶色くなります。
鉢の中が根でいっぱいになっていたり、鉢底から根が見えたら、一回り大きな鉢に植え替える必要があります。
大きく育てたくない場合には、根を1/3程カットして、新しい用土に植え直します。
剪定やスタイリング:
ドラセナ類は一つの種類だけを鉢に植えて楽しむことも出来ますが、何種類かのドラセナを寄せ植えするのもオススメです。
好みのドラセナ類を選び、高さで立体感や奥行きを意識して植付けます。
病害虫:
ドラセナ・スルクロサの管理で注意する病害虫は、春〜秋にかけてのハダニとカイガラムシになります。
特に乾燥した室内ではハダニが発生しやすくなりますので、葉水を与える事により予防してください。
害虫の発生を確認したら、薬剤散布などにより防除してください。
越冬:
ドラセナ・スルクロサの越冬には比較的暖かな環境が必要になります。
冬の期間には室内に取込み、5〜8℃以上の環境で管理します。
水やりは控え、乾燥気味に管理するようにしてください。
寒すぎると葉の先が茶色く変色してくることがありますので、暖かな環境に移して状況を見てください。
殖やし方:
スルクロサ(ゴッドセフィアナ)の殖やし方は挿し木や株分けになります。
これらは生育期の春〜夏が適期になります。
挿し木の方法は葉の付いた枝を10〜15cmほどにカットし、下半分の葉を落とします。
観葉植物の専門用土に植付け、発根するまで半日陰で管理します。
株分けは植え替えの際に行うとよいでしょう。
何本も生えている茎を好みのサイズで2〜3等分して植えます。