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自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。



アロカシアの概略

アロカシア

サトイモ科 常緑多年草


【学名】 Alocasia

【別名】 クワズイモ、アローカシア 

【原産地】 東南アジア 

【花期】 −

【結実期】 −

【耐陰性】 あり

【耐寒性】 なし

【最低温度】 15℃

【乾燥】 普通

【肥料】 置き肥

【殖やし方】 株分け、取り木、分球

【病害虫】 カイガラムシ、ハダニ

【育てやすさ】 難しい


アロカシアの特徴

     
アロカシアはインドから東南アジア、日本南部まで分布するトロピカルな葉が魅力の観葉植物です。

低温にも強いので日本でトロピカルな雰囲気を味わいたい方に人気です。


アロカシアは様々な種類のものが市場に出回っていますが、大きく分けて葉が縁系のものと、メタリック系のものがあります。
葉に斑が入る種類もあります。


アロカシアは中鉢ぐらいの大きさのものでも十分ですが、大株のものの方がトロピカルな雰囲気が引き立ちます。

また、小さな株でも葉を大きく広げるので存在感があり空間のアクセントとなるので、ミニ観葉としても人気があります。

アロカシアの仲間は下葉が落ちるとその茎の部分が木質化するので、茎の形の造形も楽しむことができます。



アロカシアの種類は熱帯アジアにかけて約70種あると言われています。
観葉植物として日本でも人気の高い種類を下記に紹介します。

オドラ
クワズイモとして親しまれている最も人気のある種類の一つです。
根茎がイモ状になりますが、ごく一部の種類と除いては食用にはなりません。
また、葉の形はイモ類にそっくりで、これが別名のクワズイモの由来です。

アマゾニカ
メタリックな葉の美しいアロカシアの代表的な種類です。
交配で生まれた園芸品種で、葉脈が緑白色で浮き出たようになります。

ロンギロバ
アマゾニカ同様にメタリックな葉をもつ人気の種類です。

ミコリッツィアナ
白いくっきりとした葉脈が人気の種類です。

シマクワズイモ
ハート形の葉の形が人気の種類です。

オドラ バリエガタ
低温に強く、葉に白い斑が入るのが特徴です。

クプレア
葉が特徴的で、表面が濃い緑色で裏が茶色のものです。
高温性で明るい日陰での管理が必要になります。

アロカシアの育て方

     
アロカシアは本来、熱帯性の植物ですので高温多湿を好みますので、夏の蒸し暑さにもよく耐えます。
また、耐陰性もあるので室内であれば比較的育てやすいのが魅力です。

大株になるほど寒さに敏感になる特徴がありますので、冬場は水やりを控え、休眠させるようにします。


アロカシアは軟腐病により地下部が腐って株が倒れてしまうことがあります。
これは、過湿状態において細菌が切り□などから入り込むことが原因です。
この場合には株を手当てして植え直す必要があります。

まず、倒れた株の地下部分を腐っていないところから切り離します。
この際、切れ味の悪いナイフを使うと切り口の細胞が壊され、傷んでしまい再生できなくなるので注意してください。
また、ナイフは十分に消毒するのも忘れないでください。

切り口に木灰を塗って、新しい用土に植付けます。
そのまま乾かしてから植付けても再生は可能です。

1〜2ヶ月ほどで新芽がでますので、それまで明るい日陰で管理します。


アロカシは管理は簡単ではありませんが、生命力の強い植物なので、地中にイモが残っている限りは、地上部が枯れたとしても暖かい時期に少し明るい場所に移し、水やりを始めると新芽が出ます。


日当たり:
年間を通して日陰で管理するようにします。
日当りは室内であっても避けるようにしてください。

しかし、葉が垂れ下がって株の元気がなくなるような場合には、暗すぎる可能性がありますので、明るい日陰に移動してください。


置き場:
耐陰性があるので直射日光を避けた場所にさえ置いておけば、枯れることはありませんが、暗すぎるとヒョロヒョロになってしまいます。

そのため、直射日光の当たらない室内の明るい日陰がおすすめです。

丈夫な株に育てたい場合は、夏場には屋外の直射日光の当たらない場所に移してあげるとよいでしょう。


水やり:
生長期の春から秋にかけては、鉢土が乾きそうになったらたっぷりと与えるようにします。
葉に元気がない時などは、葉水を与えて湿度を高めてあげます。

冬は乾かし気味に管理するようにします。
水やりは控え、加湿器で湿度を保つようにするのがベストです。
過湿設備がなければ霧水を与えます。


肥料:
アロカシアの施肥は春〜秋の生長期に2ヶ月おきに緩効性の置き肥をします。


植え替え方法と時期:
アロカシアの鉢の底から根が見えるようになり始めたら、根詰まりしていると考えれますので植え替えが必要になります。

根詰まりを起こすと、根が傷み新しい根が伸びなくなってしまい、葉の生長に影響を与えるようになってしまいます。

新しい観葉植物の専門用土などで、一回り大きい鉢に植えます。


鉢土の栄養状態が悪くなると、球根が小さくなり、葉の生長に影響を与えてしまいます。

この場合も新しい土への植え替えが必要になります。


アロカシアの植え替えの時期は5〜6月が最適です。


剪定やスタイリング:
アロカシアは伸びすぎると葉が重たくなり、茎が倒れてきます。
その場合には支柱などを使って支えるようにしてください。

支柱は鉢の底までしっかりと挿し、茎を紐などでしっかりと固定します。


アロカシアは地上に出ている部分が大きく成長すると、鉢とのバランスが悪くなってしまいますので、一回り大きな鉢に植え替えるか、株の大きさを調整する必要があります。

株の大きさを抑える場合には、球根の部分を二つに分ける株分けと、好みの高さで取り木する方法があります。

水苔を湿らせてくるみ、ビニールなどで覆うようにすると、1〜2ヶ月ほどで発根させることが出来ます。
発根を確認したら切り離して鉢に植えつけることが出来ます。


病害虫:
アロカシアは春〜秋にかけてハダニやカイガラムシに注意してください。
乾燥しすぎると発生しやすくなりますので、葉水を与えたり、湿った布で葉を拭くことにより予防することが出来ます。

ハダニやカイガラムシを見つけたら、薬剤などで駆除してください。


また、葉が急にぐったりと倒れてしまうことがありますが、これは根の球根部分(イモの部分)が腐る軟腐病が考えられます。
この原因は過度の湿気によるもので、冬期の水のやりすぎなどが原因です。

この場合は腐った部分を取り除いて、再生する必要があります。
植え方の手順については上記の育て方の項目を参考にしてください。


越冬:
アロカシアの越冬には15℃以上の温度が必要になります。

水やりを控え、半休眠状態にし、屋内の暖かい場所に置いてください。

冬に入る前に傷んだ葉は取り除いておくようにします。


殖やし方:
アロカシアは株分けや取り木、挿し木などで殖やすことが出来ます。

これらの適期は生長期の6〜8月です。

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