アカリファの概略
アカリファ
トウダイグサ科 常緑多年草
【学名】 Acalypha
hispaniolae
【別名】 ベニヒモノキ、キャットテール
【原産地】 世界中の温帯〜熱帯地方
【花期】 −
【結実期】 −
【耐陰性】 普通
【耐寒性】 普通
【最低温度】 5℃
【乾燥】 やや弱い
【肥料】 置き肥
【殖やし方】 挿し木
【病害虫】 ハダニ
【育てやすさ】 普通
アカリファの特徴
アカリファは世界中の温帯〜熱帯地方に分布し、430種ほどの品種があることが確認されています。
アカリファの最大の特徴は、猫じゃらしのような形のモジャモジャの赤い穂状の花で、お部屋に飾るとかなりのインパクトがあります。
自生地では生長すると3〜4mほどまで生長します。
観葉植物として出回っているアカリファの主な品種とその特徴を下記に紹介します。
キャットテイル
鉢植えとして人気の品種で、さわやかな緑の葉に鮮やかな赤い穂状の花が映える。
ヒスピダ
マレー半島原産でアカリファ代表的な品種。
赤い穂状の花は30〜40cmほどにまで生長し垂れ下がる。
その姿から別名、ベニヒモノキとも呼ばれます。
アカリファの育て方
日当たり:
アカリファは多少の耐陰性がありますので、暗い室内でもすぐに枯れてしまうということはありませんが、基本的には日当たりを好みます。
置き場:
アカリファは年間を通して、出来るだけ日に当てて管理するようにします。
ただし、真夏の強い直射日光は葉焼けを起こすことがありますので、夏の間は遮光したり、明るい日陰に置くようにしてください。
冬は暖かい室内に取り込んで、明るい場所で管理します。
水やり:
アカリファの水やりは、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
夏場は水切れしないように毎日与えるようにします。
エアコンなどで乾燥しやすい室内の場合は、朝夕の2回与えてください。
冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、乾かし気味に管理します。
肥料:
アカリファの施肥は育生期の春〜秋にかけて、2〜3ヶ月ごとに緩効性の化成肥料を置き肥して与えます。
植え替え方法と時期:
アカリファは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。
植え替えの時期は5〜8月が適期になります。
植え替え用土は観葉植物の専門用土などを使い、鉢底に大きめの赤玉土を敷くと排水性を良くできます。
大きく育てたくない場合は、根を1/3ほどカットしてから、同じ(大きさの)鉢に植えます。
剪定やスタイリング:
アカリファは小鉢〜中鉢で株仕立てにするのが一般的なスタイルです。
ヒスピダなどは大きく生長しますので大鉢で仕立てると、相当、存在感とインパクトのある株になります。
病害虫:
アカリファの管理において注意が必要な病害虫は、春〜秋にかけてのハダニの発生になります。
発生を確認したら、薬剤散布などにより駆除するようにしてください。
越冬:
アカリファはあまり耐寒性がありませんので、越冬のためには、気温が下がり始めたら暖かい室内に取り込む必要があります。
越冬のための最低気温の目安は5℃になります。
冬の間は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理するようにします。
殖やし方:
アカリファは挿し木で殖やすことができます。
挿し木の時期は5〜8月が適期になります。
挿し木用の用土は排水性のよいものを使用するようにします。