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自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。



ミツヤヤシの概略

ミツヤヤシ

ヤシ科 常緑広葉樹


【学名】 Neodypsis 

【別名】 ミエミツヤヤシ、サンカクヤシ、トライアングルパーム、デカリー

【原産地】 熱帯アジア、オーストラリア、マダガスカル

【花期】 −

【結実期】 −

【耐陰性】 やや弱い

【耐寒性】 弱い

【最低温度】 10℃

【乾燥】 普通 

【肥料】 置き肥

【殖やし方】 株分け、実生 

【病害虫】 特になし 

【育てやすさ】 普通


ミツヤヤシの特徴

     
ミツヤヤシは熱帯アジア〜オーストラリア、マダガスカルなどが原産のヤシ類で世界中で14種類ほどあることが確認されています。

ミツヤヤシは何本もの茎がひとまとまって株として生長し、自生地では10m近くの高さまでなります。

茎の先端には葉状葉をたくさんつけ、上部の葉は3方向に広がります。
その姿からサンカクヤシやトライアングルパームなどの別名があります。
他にも、ミエミツヤヤシやサンカクヤシデカリーと呼ばれる事もあります。


ミツヤヤシは葉がまとまって自然に樹枝が整うので管理しやすく、観葉植物として利用するのにおすすめの樹木です。

特に空間にトロピカルな雰囲気を加えたいときにおすすめです。

ミツヤヤシの育て方

     
日当たり:
ミツヤヤシはその原産地からも想像できる通り、基本的には日当たりを好む性質があります。


置き場:
ミツヤヤシは日当たりを好むので、よく日の当る場所で管理します。

ただし、普段室内で管理している株を急に外に出すと、特に真夏の強い直射日光は葉焼けの原因となりますので注意します。

また、冬は早めに室内に取り込んでください。


水やり:
ミツヤヤシの水やりは、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにします。

冷暖房などで乾燥しやすい室内に置いている場合には、こまめに葉水を与え空中湿度を維持するようにしてください。


冬場は耐寒力をつけるために水やりを控え、乾かし気味に管理します。


肥料:
ミツヤヤシの施肥は育生期の春〜秋にかけて、2〜3ヶ月ごとに緩効性の化成肥料を置き肥して与えます。


植え替え方法と時期:
ミツヤヤシは生長して鉢と株のバランスが悪くなったり、根詰まりが始まったら植え替えが必要になります。

植え替えの時期は5〜8月が適期になります。


大きく育てたくない場合は、植え替えの際に2〜3等分の株分けしたり、根を1/3ほどカットしてから、同じ(大きさの)鉢に植えます。


剪定やスタイリング:
ミツヤヤシは小さいときから形が整うので、ミニ観葉〜小鉢でも楽しむ事が出来ますが、すぐに大きく生長してしまします。

中〜大鉢仕立てにする場合には、大きく育って葉を広げますので十分にスペースのある場所に置くようにしてください。


ミツヤヤシのお手入れは、生長に伴い葉に元気がなくなってくるので、下葉からしおれたり枯れたりし始めたら取り除くようにします。

茎が密集して蒸れたりすると茎がダメージを受け黒くしおれたり、腐ったりすることがありますので、その場合にはダメージを受けた茎を取り除いて元気な株だけで再生させます。


病害虫:
ミツヤヤシの管理において特に注意が必要な病害虫はありませんが、ハダニやカイガラムシが発生することが稀にあります。


越冬:
ミツヤヤシは寒さに弱いので、気温の下がる冬場には暖かい室内に取り込んで管理し、冬を越させます。

越冬のための最低気温の目安は8〜10℃になります。

冬の間は水やりを控えめにし、乾かし気味に管理するようにします。


殖やし方:
ミツヤヤシは株分けや実生により殖やすことができます。

株分けの時期は5〜8月、種まきの時期は3〜5月が適期になります。

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