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自然と暮らすは生活を豊かにする庭木や観葉植物、ハーブなどを紹介しています。



剪定のポイント

観葉植物は生長すると、その外観が乱れて来てしまいます。
そうなるとインテリアとしての魅力も半減です。

また、葉が茂りすぎて日当たりが悪くなったり、通気性が悪化し蒸れたりすることにより、病害虫も発生しやすくなってしまいます。

反対に、剪定や枝葉のカット、スタイリングの方法を知っておけば、自分好みのインテリアとして仕上げることができるでしょう。

ここでは、観葉植物の種類やスタイルごとの仕立て方やその注意点などについて紹介します。



まず、基本的に観葉植物の枝葉のカットは春〜秋の間に行います。

ただし、大きな変化を与えるような剪定を行う場合には、成育が盛んな春〜初夏に行い、夏以降は控えるようにしてください。


観葉植物の枝葉が伸びてきてしまい、そのシルエットが崩れてきた場合には、元に戻すには基本的には伸びた枝を切ることになります。

飛び出している枝や、斜めに伸びている枝を節から0.5〜1.0pぐらいのところでカットしてください。
こうすることで新芽が出やすくなります。

また、すっきりさせるためのコツとして、枝が込みあっている部分は、いくつかの枝を根元からカットするとよいでしょう。
カットする枝は他の枝と伸びる向きが違いものを。


観葉植物は背が高くなりすぎると下葉が落ちてしまうことがあります。
これを仕立て直すには幹を切る必要があります。

下がが落ちてしまっている幹や、おかしな方向に伸びてしまった枝は、地際や枝の根元近くから切るようにします。

植物の高さを低くしたい場合には、好みの高さ近くの節から、5cmほど上でカットするようにすれば、新芽が出やすくなります。
そのため、新芽の育成を考慮しておきましょう。

そうして、枝や葉が繁ってきたら好みのスタイルに仕立てましょう。


ヘゴ仕立てにした観葉植物の下葉が落ちてしまうことにより、バランスが悪くなってしまうことがあります。

これは成長による葉の入れ替えが原因であったり、気候の変化により株が弱ってしまうことが原因であったりします。

ヘゴ仕立ての鉢をスタイリングするには、伸びた蔓をヘゴに沿って上から下へと誘引し、ビニールタイで固定します。
見た目を良くするために、全体のバランスを見ながら葉の少ない場所に誘引していくようにしてください。

蔓が下まで届いたら、今度は上に向かって誘引します。



ベビーティアーズやプテリスなどの小さな観葉植物は繁りすぎてしまうと株の中心が蒸れ、下葉が弱り落ちてしまいます。

こうなると病害虫の被害も出やすくなってしまいますので、早い段階で傷んだ葉をカットします。
基本的には傷んだ部分のみをカットすればよいのですが、ダメージが大きな場合には地際からカットするしかありません。

こんもりと仕上げたい場合には、複数の株を同じ鉢に一緒に植えます。



大株の観葉植物は成長しすぎると邪魔になってしまいます。
伸びすぎて邪魔な枝葉は短くカットする必要があります。

また、込み合ってきた枝葉も見た目が悪くだけでなく、病害虫の原因にもなりますので、カットする必要があります。
幹から出ている茎の根元から2cmhほどでカットするようにします。

枯れた枝葉があるようでしたら、それを優先してカットしてください。
また、ボリューム感のある仕上げにしたい場合には、枝数を増やすために、枝の先でカットするようにしてください。


アイビーなどのつる性の観葉植物は、ほったらかしにすると、根元の葉付きが悪くなり、全体のバランスが崩れてしまいます。
こうなると見た目が悪くなってしまうので、鉢のシルエットを維持するためには、こまめに手入れをしてあげる必要があります。

枯れている茎や葉が傷んでいる茎、バランスの悪い茎を優先的に、節の0.5〜1.0cmほど先でカットしてください。

全体のバランスを見ながら、少し短めにカットするのがポイントです。
短くカットし過ぎたとしても数週間で新しい芽が出てきますので、思い切ってカットしても大丈夫です。

葉が密集してきたり、間延びしたり、バランスが悪くなってきたら、都度、カットしてあげるようにしましょう。

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