観葉植物を購入したり、成長したりした場合には鉢を植え替えてあげる必要があります。
観葉植物の植え替えのタイミングや植え替えの方法、その際の注意点などをまとめてみました。
観葉植物を購入してきた際には、ポリポットやビニール鉢と呼ぱれる育苗用の鉢に入れられている場合があります。
このままだと、その植物の根を痛めてしまうことがありますので、早い段階でちゃんとした鉢に植え替えてあげましょう。
育苗用の鉢の周りにプラスチックのカバーがあり、見た目をよくしたものも見かけますが、底に穴の開いていないものも多く見かけます。
これだと、根腐れの原因となってしまうので注意してください。
また、その後も成長に合わせて観葉植物の植え替えが必要になります。
小さな鉢なら年に一度、大きな鉢なら2〜3年に一度のタイミングで植え替えを行うようにします。
鉢の中の土が古くなると、土の養分が十分でなくなったり、根詰まりの原因になります。
植え替えのタイミングを見極めるポイントとして、簡単な目安になるものを下記にまとめてみました。
鉢の底の穴から根が見えるようですと、鉢の中に根が張り過ぎ鉢が小さくなってきているサインです。
また、観葉植物の株が成長し、鉢とのバランスが崩れてきて、転倒しやすくなっている場合にも植え替えの時期だと言えます。
鉢に水を与える際に、土に水が浸み込んでいかないようですと、鉢の中に根が多すぎて、土が足りなくなっているサインです。
このような場合にも植え替えが必要になります。
最後に、購入から2年ぐらいが最初の植え替えの目安です。
ここでは、植え替えの際の手順と注意点を紹介します。
まず、観葉植物の植え替えは成長期である春〜秋の間に行います。
植え替えの作業としては、まず植え替え用の一回り大きなサイズの鉢底にネットを敷き、専門用土を鉢の2割程度入れておきます。
観葉植物の株を鉢から抜きます。
作業をしやすくするために前日の水やりは控えておくとよいでしょう。
観葉植物の根についている古い土を落とし、土で固まった根をほぐします。
この際に痛んでいる根を発見したら取り除きます。
株を新しい鉢に入れ、根と鉢の隙間に用土を入れ、植物を固定します。
植え替えが終わったら、鉢底から水が溢れるまでたっぷりと水を与え、新芽が出るまでは風通しのよい半日陰に置くようにします。
また、観葉植物を大きくせずに同じ大きさで育てたい場合には、上記の作業に加えて、下記のような作業が必要になります。
株を鉢から抜いて根の土を払ったら、はさみやナイフで、株を2〜3つに切り分けます。
植え替えのために使う株の下葉や傷んだ根を取り除きます。
それぞれの株を、前と同じ大きさの鉢に植えます。
以降の植え方の手順は一回り大きな鉢の場合と同じになります。