観葉植物はお部屋のインテリアとして心を癒してくれると共に、マイナスイオンで物理的にも空間を浄化してくれます。
しかし、観葉植物を室内で育てると言うことは、原産地や自生地と異なる環境で育てなければならないので、誤った環境に置いたり、お手入れを欠かすと、すぐに弱って、最悪の場合には枯れてしまうことになります。
観葉植物を育てるために必要なポイントは光・土・水の管理です。
ここでは、水の管理について紹介します。
植物にとって水は欠かせない栄養源ですが、かといって水のやりすぎは逆に観葉植物を弱らしてしまいます。
水をやりすぎると根腐れするとよく耳にするかもしれませんが、これは鉢皿に常に水が溜まった状態などでは、鉢内の酸素不足を引き起こし、根が腐ってしまうのです。
また、そこまでいかなくても水を与えすぎて鉢の中の土が常に湿っている状態になると、根の水分吸収力を弱め、根が張る力や根自体の機能を低下させてしまいます。
それぞれの観葉植物の特性に合った方法や頻度で、水をあげるようにすることが重要です。
それぞれの観葉植物によって水やりの仕方が違うのは前述のとおりですが、基本的な水やりの方法を下記に紹介します。
鉢に水をやる際には、鉢底から水が抜ける程度の量を与えます。
水やりの目安にやっぷりや控えめなどとありますが、これは量のことではなく回数のことを指しています。
水をやった際に受け皿に水が溜まった場合には、その水は必ず捨てるようにしてください。
水をやる際には同じ場所からだけではなく、鉢全体にまんべんなく与えるようにしてください。
また、水やりの際の目安として下記を参考にしてください。
乾燥に弱い植物には鉢の表面の土が乾いてきたら水を与えます。
また、霧吹きでの葉水も忘れないようにしてください。
乾燥に強い植物の場合には、表面の土が乾き、白っぽくなってきてから2〜3日経って水を与えます。
そのほかの植物は鉢の土が乾いたタイミングで水を与えます。
鉢を持ち上げて軽く感じる頃が目安です。
夏の間はエアコンなどにより部屋の中の空気が乾燥しやすいので、空気中の湿度を保つように心がけるようにしてください。
葉水などを頻繁に行うのも一つの手です。
冬の間は温度に注意する必要があります。
寒さに弱い観葉植物は暖かい室内で越冬する必要があります。
窓辺は直接日光が当たるので日中は良いのですが、夜は冷え込みやすいので窓辺からは話すようにしてください。
冬の間の水やりは他の季節に比べて控えめにするようにします。
水やりの際には冷たい水ではなく、ぬるま湯程度の温度のものや、汲み置きして常温にしたものなどを与えるようにしてください。