ワームウッドの概要
ワームウッド WORMWOOD
キク科 多年草
【学名】 Artemisia
Absinthium
【利用部分】 葉
【浸出時間】 3〜5分
【原産地】 ヨーロッパ
【栽培】 家庭での栽培も比較的簡単。
【薬効】 強壮作用。風邪の緩和。消炎作用。抗炎症・殺菌作用。消化器官・胆のう・血液の強壮作用。不純物の除去。解熱作用。
【他の利用法】 防虫剤。薬用。
【注意点】 妊娠中は服用しないこと。
ワームウッドの特徴とハーブティー
ワームウッドはヨーロッパ原産の多年草で、日本に移入されたのは江戸末期と言われます。
別名をグリーンジンジャーと呼び、和名はニガヨモギです。
「ワーム」は英語で「虫」の意味で、防虫、駆除の効果が強いことからこの名前がついたといわれています。
かつてはこのハーブを用いた、「アブサン」というアルコール度が60°を超えるリキュールがフランスで大流行しましたが、幻覚症状を伴う禁断症状などが問題となり製造中止となりました。
現在出回っているものは製法が違い、他のハーブを使ったものです。
ワームウッドのハーブティーは草のような柔らかな香りですがかなりの苦みがあります。
さわやかな苦みなので、あと味はさっぱりしますが、ブレンドティーにした方飲みやすいです。
妊娠中の服用は避けるようにしてください。
ワームウッドの効果と薬効
ワームウッドのハーブティーは消化を助け、胃腸を丈夫にするなど、多くの薬効が知られていました。
風邪などの諸症状を軽減する作用もあるとされています。
ワームウッドに含まれるシオネールが、血流、血液の循環を促進し、冷え性改善に効果があります。
浸出液や乾燥させて細かくしたものは、ハエやチョウ、蛾を寄せつけません。
虫がわくような所にまいたり、庭の周りに植えておくと効果があります。
ワームウッドのハーブティーの入れ方と飲み方
ワームウッドは、そのままお茶にしてもよいのですが、淹れる前に茶葉に少し手を加えるとより強い香りを楽しむことができます。
おいしく淹れるための前準備としては、茶葉を手で揉んで香りをたてたり乳鉢でより茶葉の香りを引き出す方法があります。
ワームウッドのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のワームウッドをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま3分〜5分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
ワームウッドのおすすめブレンドは次のようなものがあります。
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ワームウッドの (25%) + イチョウ (25%) + 羅布麻 (25%) + サラシア (25%)
血液サラサラにして血行を良くしてくれます。
A ワームウッド (30%) + ラズベリー (40%) +
チェストツリー (30%)
生理や更年期によるイライラを鎮める効果があります。
レモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れると飲みやすくなります。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、紅茶とブレンドしてオリジナルティーを楽しむこともできます。
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