シベリアンジンセングの概要
シベリアンジンセング SIBERIAN
GINSENG
ウコギ科 落葉低木
【学名】 Eleutherococcus
Senticosus
【利用部分】 根
【浸出時間】 5〜8分
【原産地】 シベリア、中国
【栽培】 耐寒性があり、やせた土地でも育つ。
【薬効】 肉体的・精神的ストレスの緩和。気管支炎・感染症に効果的。不眠症の特効薬、強壮作用。
【他の利用法】 薬用。
シベリアンジンセングの特徴とハーブティー
シベリアンジンセングのハーブティーは、香りや味がないので、ブレンドにして飲みます。
シベリアンジンセングはそのまま訳すと「シベリアの朝鮮人参」という意味になります。
(ジンセングは朝鮮人参のことです)
同じような薬効のあるジンセング(朝鮮ニンジン)に比べ入手しやすく、副作用はほとんどありません。
きれいな白い根の部位を用います。
日本名はエゾウコギといい、北海道にも自生しています。
シベリアンジンセングの効果と薬効
シベリアンジンセングは、根に含まれるエクセロサイドという成分の薬効が注目されています。
この成分が、肉体と精神の両面のストレスを和らげるとともに、ストレスへの耐性を強くするためです。
ロシアではアスリートや宇宙飛行士の体力作りに使われています。
すぐれた強壮効果や脳を覚醒させる効果があり、スタミナも向上させます。
チェルノブイリの原発事故の後には、放射線病の治療にも用いられました。
コレステロール値や血圧を調整してくれるので、重大な病気の予防効果も期待できます。
感染症の症状を抑える作用は、風邪をひいたときにも有効です。
シベリアンジンセングのハーブティーの入れ方と飲み方
シベリアンジンセングは、そのままお茶にしてもよいのですが、淹れる前に茶葉に少し手を加えるとより強い香りを楽しむことができます。
おいしく淹れるための前準備としては、茶葉を手で揉んで香りをたてたり、乳鉢でより茶葉の香りを引き出す方法があります。
シベリアンジンセングのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のシベリアンジンセングをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま5分〜8分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
シベリアンジンセングのおすすめブレンドは下記のようなものがあります。
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シベリアンジンセング (1/5) + エキナセア (1/5) + ペパーミント (1/5) + リコリス (1/5) + オレンジピール
(1/5)
カゼで喉を痛め、咳が出る時などにおすすめ。