マレインの概要
マレイン MULLEIN
ゴマノハグサ科 二年草
【学名】 Verbascum
Thapsus
【利用部分】 葉
【浸出時間】 3〜5分
【原産地】 ヨーロッパ、アジア
【栽培】 砂利の多い斜面。
【薬効】 消化器系の不調を解消。下痢の緩和。腹痛・咳を伴うインフルエンザに効果的。鎮痙作用。
【他の利用法】 薬用。
マレインの特徴とハーブティー
マレインはヨーロッパやアジアに自生する二年生の多年草で、綿毛に包まれた丈夫な茎が生長すると2mにもなります。
大きくて楕円形の葉をもち、黄色の花が咲きます。
体内を浄化するサポニンが含まれていて、花には抗菌作用があります。
かつては呼吸器系の病気の治療に用いられ、薬用タバコにマレインの葉を加えてぜんそくや結核の患者に吸引させました。
別名、バーバスカムといい、和名をビロードモウズイカと呼ぶことがあります。
マレインのハーブティーは、クセのない味で、やわらかな甘みが後に残ります。
マレインはベルベットのような葉で、香ばしいウーロン茶のような味です。
マレインの効果と薬効
マレインにはのどの炎症を抑え痰を取り除く効果があるので、のどがかれているときや痛みがある時に効果的です。
そのため、愛煙家におすすめしたいハーブティーです。
痙攣を鎮める作用もあるので、激しくせき込むような症状も和らげてくれます。
肺や呼吸器の粘膜を鎮静させ、痰を排出させる作用があるので、風邪やぜんそく、期間新、慢性のせき、呼吸困難など呼吸器系の諸症状を緩和させたい時に飲むと効果的です。
ハーブティーを濃い目に入れてうがい薬として使うのも効果的です。
消化器系の不調にも働き、腹痛や下痢の症状を抑えます。
マレインのハーブティーの入れ方と飲み方
マレインはハーブティーにすると葉の柔毛が気になることがあるので、網の目の細かい茶漉しでコシてください。
マレインのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のマレインをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま3分〜5分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
レモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れると飲みやすくなります。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、紅茶とブレンドしてオリジナルティーを楽しむこともできます。
マレインのおすすめブレンドは下記のようなものがあります。
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マレイン + ミルク (牛乳)マレインの葉をミルクで浸出させます。 咳やのどの調子が悪い時におすすめです。
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