レモングラスの特徴とハーブティー
レモングラスはススキによく似た背の高い草ですが、葉をちぎってこすると、レモンとそっくりの香りがします。
これは、レモンの香りの成分でもあるシトラトールを多量に含んでいるためです。
香りはレモンのようにすがすがしく、酸味のまろやかなレモングラスのお茶は多くの人に親しまれる味です。
フレッシュハーブでも、ドライハーブでもおいしく味わうことができますが、ドライハーブだと風味がやや落ちます。
ドライハーブを使う時は1〜2cmに切ったものを手で軽くもみ、フレッシュハーブは細かく刻むか手でちぎって使います。
もの足りないようならレモンピールやレモンバームなどを少し加えるとさわやかさが引き立ち、味にメリハリがつきます。
ホットのレモングラスティーは汗を出させるので、かえって後が涼しく感じます。
アイスレモングラスティーは、すっきりとした飲み口で、乾きを癒してくれます。
レモングラスの茎をマドラー代りに添えて、カラカラとかき混ぜ、涼やかな音ともに味わいましょう!
家庭でも比較的簡単に育てられる点も、レモングラスの特徴です。
市販の苗をプランターなどに植え、日当たりのよいところに置いて、水をたっぷり与えれば、すくすくと成長します。
レモングラスは寒さは苦手なので、冬場には室内に取り込むようにします。
レモングラスは料理にもよく使われ、特にエスニック料理には欠かせません。
葉や茎(長ネギのような根元の白い部分)が、さまざまな料理に入っています。
レモングラスはアジアの代表的なハーブで、世界の三大スープの一つであるタイ料理の代表格でもあるトムヤンクンにもレモングラスの茎が使われ、辛さに独特の風味を添えています。
レモングラスの効果と薬効
朝起きた時や、眠い時に飲むと気分がリフレッシュします。
レモングラスのハーブティーには消化を促進する効果があり、食前・食後のお茶にもむきます。
刺激があって腹痛や下痢にも効くので、胃腸の調子がよくなくて食欲がない時などにぴったりのハーブティーです。
さわやかな風味は疲労回復の効果も高く、集中力が落ちた時や眠気を感じる時に飲むと気分をリフレッシュしてくれます。
発汗や殺菌の効果もあるので、風邪やインフルエンザの症状改善にも利用することができます。
レモングラスのハーブティーの入れ方と飲み方
レモングラスは、そのままお茶にしてもよいのですが、淹れる前に茶葉を手で揉んだり、乳鉢で摺ったりと少し手を加えるとより強い香りを楽しむことができます。
レモングラスのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のレモングラスをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま2分〜3分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
アイスティーの場合は10分程待ちます。
おすすめのブレンドとしては下記があります。
@ レモングラス(1/3) + スペアミント(1/3) + ペパーミント(1/3)さっぱりしたハーブティーで気分がスッキリします。
A レモングラス(1/2) + セボリー(1/2)
食欲を増進させてお食事が進みます。