ヤロウの概要
ヤロウ YARROW
キク科 多年草
【学名】 Achillea
Millefolium
【利用部分】 花
【浸出時間】 2〜3分
【原産地】 ヨーロッパ
【栽培】 多少の荒れ地でもよく育つ。
【薬効】 栄養補給。強壮作用。血液浄化。止血・血圧降下作用。利尿作用。消化促進。風邪・インフルエンザ・生理痛の緩和。
【他の利用法】 入浴剤、化粧水。
【注意点】 妊娠中の飲み過ぎには注意が必要。
ヤロウの特徴とハーブティー
ヤロウは俗称「ノーズ・ブリード」といい、止血剤として利用されてきました。
ギリシャ神話の英雄アキレスがトロイ戦争のときに、傷ついた兵士を救うために止血剤として用いたのがこのハーブです。
学名のAchilleaもギリシャ神話の英雄アキレスから名付けられています。
ヤロウを使ったハーブティーは、くっきりとした香りで少し辛味のある味で、後味がすっきりしていて気分を爽快にしてくれます。
風味がきついと感じる人は、少量のはちみつなどで甘みを加えるとよいでしょう。
耐寒性や適応性があるヤロウは世界各地に自生しています。
和名のセイヨウノコギリソウは細長くてぎざぎざがある葉がのこぎりに似ているためです。
夏から秋にかけて茎の先端に白もしくはピンクの小さな花が密集して咲き、長いものは、2か月以上も咲き続けます。
ヤロウの効果と薬効
ヤロウはビタミンやミネラルが豊富に含まれているので強壮効果があり、栄養補給にも役立ちます。
ヤロウは疲労感が強い時や、体力が落ちているときにもおすすめのハーブティーです。
末梢血管を拡張する効果が、血液の循環を良くして血圧を下げ、血液を浄化します。
生理不順の症状を改善し、高血圧によって引き起こされる病気の予防効果も期待できるでしょう。
利尿作用や発汗作用もあり、カゼやインフルエンザの症状を和らげるのにも有効です。
毒素を体外へ出す働きもあります。
痔や無月経の症状の回復効果もあります。
ヤロウの花はエッセンシャル・オイルの薬効の高さで知られ、抗アレルギー性が強いことから花粉症などの薬に用いられます。
関節炎の腫れを抑えるマッサージ・オイルにも使われます。
ヤロウのハーブティーを冷ましておいて、傷の消毒薬に役立てることもできます。
ヤロウのハーブティーの入れ方と飲み方
ヤロウのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のヤロウをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま2分〜3分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
ヤロウのおすすめブレンドは下記のようなものがあります。
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ヤロウ (1/3) + エルダー (1/3) + ミント
(1/3)古くからヨーロッパに伝わる、風邪を引いたとき用のブレンドです。ジプシーより伝わったといわれています。
A ヤロウ (1/4) + セージ (1/4) + ペパーミント (1/4) + ローズレッド (1/4)乾燥肌や肌の美容が気になる時におすすめです。
B ヤロウ (45%) + セイボリー (45%) + シナモン (10%)
寒い季節に体を温めてくれます。
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