マテの概要
マテ MATE
モチノキ科 常緑低木
【学名】 Llex
Paraguarienesis
【利用部分】 葉
【浸出時間】 3〜5分
【原産地】 地中海沿岸、南アメリカ
【栽培】 家庭での栽培には向かない。
【薬効】 強壮効果。ビタミンA群・B群・C群の補給。食欲の抑制。
頭をすっきりさせる。緩下・利尿作用。美肌・ダイエット効果。
【他の利用法】 薬用。
マテの特徴とハーブティー
南アメリカで愛飲されているマテ茶は、アルゼンチンでは最もポピュラーな飲みものとして知られています。
マテは非常に栄養価が高く、かつては壊血病の民間療法に用いられていたほどです。
マテ茶には2種類あり、グリーンマテ茶は煎茶に近いマイルドな風味で、ローストした葉で入れるブラックマテ茶はほうじ茶に近い風味です。
マテはコーヒーや紅茶(緑茶)と並ぶ世界三大茶のひとつと言われています。
南アメリカでは、ヒョウタンを乾燥させて作ったシマロンという容器にマテ茶を入れ、先端に茶こしのついた金属製のパイプを差し込んで飲んだりします。
「南米の元気の素」などと呼ばれ、南米の国々では日本の緑茶のような存在で日常的に飲まれています。
マテの効果と薬効
マテのハーブティーは、ビタミン、鉄分、カルシウムが豊富で強壮作用があり、美肌効果も期待できます。
ポリフェノール類の一つであるフラボノイドを多く含み、「飲むサラダ」とも言われるほど食物繊維が豊富です。
食欲を抑制する効果があって脂肪の代謝を促進するコリンを含むので、ダイエットにもおすすめです。
健胃、整腸作用があるので、お通じの改善にも効果があります。
鉄分と化合して腸内吸収を妨げるタンニンやカフェインのような刺激性のアルカロイドが少ないのが特徴で、味わいやフレーバーも気分転換にぴったりなので、夜のリラックスタイムにおすすめです。
マテのハーブティーの入れ方と飲み方
マテのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1杯〜1杯半程度のマテをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま3分〜5分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
マテのおすすめブレンドには下記のようなものがあります。
@
マテ・グリーン (90%) + ペパーミント (10%) 毎日の健康維持のためにおすすめです。
A
マテ (50%) + ネトル (25%) + タイム (25%)
鉄分の不足による軽い貧血に効果があります。