サフラワーの概要
サフラワー SAFFLOWER
キク科 一年草
【学名】 Carthamus
Tinctorius
【利用部分】 花
【浸出時間】 2〜3分
【原産地】 地中海沿岸
【栽培】 湿り気がある土地。多少の日陰でも育つ。
【薬効】 鎮静作用。血行促進。血圧降下作用。婦人病の症状の緩和。
【他の利用法】 料理、お茶。
【注意点】 妊娠中の服用は控える。
サフラワーの特徴とハーブティー
サフラワーの和名はベニバナ(紅花)と言い、日本では山形県の特産として知られ日本では食物油として馴染みがあります。
血液の流れをよくしたり、鎮静効果があるので、女性におすすめのハーブです。
花は食用にもなり、着色料などにも用いられます。
古代エジプトのミイラの着衣は、サフラワーで染められていたことが有名です。
源氏物語に登場する「末摘花」とはこのベニバナのことです。
サフラワーのハーブティーは、赤く綺麗な花の色を損なわずにオレンジの綺麗な色になります。
独特の香りがありますが、お茶にするとほとんどなくなります。
サフラワーのハーブティーは、甘味と柔らかい香りがあり、イライラとした気分も落ち着かせてくれます。
サフラワーの効果と薬効
サフラワーに含まれる黄色色素や紅色色素には、血液循環をよくすることにより血液をきれいにする効果があります。
女性に多い悩みの生理痛や生理不順、貧血、冷え性、更年期障害などの症状の緩和に効果があります。
血行を促し、体を温める作用があるので、冷え性や肌荒れに効果があります。
サフラワーには鎮静効果があり、イライラ気分をしずめてくれます。
産後に飲むと肥満を防ぎ、母乳の出をよくする作用もあります。
妊娠中の服用は控えるようにしてください。
サフラワーのハーブティーの入れ方と飲み方
サフラワーは、そのままお茶にしてもよいのですが、淹れる前に茶葉に少し手を加えるとより強い香りを楽しむことができます。
おいしく淹れるための前準備としては、茶葉を手で揉んで香りをたてたり乳鉢でより茶葉の香りを引き出す方法があります。
サフラワーのハーブティーの入れ方は、まず、大サジ1/2杯〜1杯程度のサフラワーをマグカップのフィルターの中に入れます。
その後、沸かした熱湯を注ぎ、蓋をしたら、そのまま2分〜3分ほど浸出し、好みの濃さになるまで待ちます。
サフラワーのおすすめブレンドは下記のようなものがあります。
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サフラワー (40%) + チェストツリー (30%) + 弟切草 (30%)女性特有の生理や更年期でのイライラを鎮めてくれます。
A サフラワー (30%) + カモミール (30%) + リンデン (20%) + マローブルー (20%)
気分が高ぶって眠れないときなどに気持ちを鎮めリラックスさせてくれます。
レモンやハチミツ、オリゴ糖などを入れると飲みやすくなります。
お好みのハーブを何種類かブレンドしたり、紅茶とブレンドしてオリジナルティーを楽しむこともできます。
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